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すばるSide






あれから1週間、








7人全員が顔を合わせても









俺の話は一切でえへんかった









わざと避けてたんかも知らんけどな、








そんな日の夕食どきに俺は食堂に向かった









ガチャッ








渋「…え、」









ドアを開けて目に入ったんは綺麗に並んだ6人









章「渋やん!」









亮「すばるくんに曲を作りました!」









渋「曲、?!」









忠「ほんまにわがままなすばるくんやけど









そのわがままに付き合ったるよ!」









隆「大船に乗ったつもりでな!」









裕「それなんかマル、日本語間違ってへん?笑」









渋「おん、たぶんその日本語ちゃうで?笑」









信「まあとにかく!!」









俺とヒナの目が合う









信「すばる、お前に捧げます、『今』」









渋「『今』、!!」ボソッ



















いつまでも此処に居たいけれども









旅立つ夢を見てしまったことを









あなたに祈りを捧げるよ









さよなら またいつか 会うまで









夢を見たから 胸の中から









手を伸ばし君の肩を叩くから









いつか目の前 辿り続けたら









くだらないことで笑いあえるかな









未来を作る 今 今 今



















それは俺がいつか作詞したあの時のメモのままに









でも曲の中に悲しさなんて無くて









希望しか感じられへん歌やった









渋「お前ら…!」









章「渋やん!」









ヤスが言った









章「大きくなってまた会いに来て!









自慢させてやその時は!









俺らの『兄弟』は超ビッグなんやで!って!」









‘‘兄弟’’っていうその言葉の響きが









とても心地よかった









俺は、ここを離れることを決めた

虚無感とメロディー→←支える唄



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作者名:ゆいはん | 作成日時:2018年7月7日 20時

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