あの虹のように10 (ページ7)

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突然の来客ページ7

流星Side

リハーサル前の最後の練習

みんな各々最終調整中

衣装も安田くんから届いたし

あとは明日のリハーサル、

それから1番大事な本番でベストを尽くすだけや…

そんな時、BAR WESTに

潤「ちょっと見にきたよ～」

松本くんが来てくれた

もちろん、

雅「よっ！りゅーせい！」

そう、相葉くんも一緒

淳「相葉くん！松本くん！

どうしはったんですか！」

雅「いやぁ、どうもこうもうちのリーダーがさ

みんなが小瀧のとこの大学祭出るって言うから

練習とかやってたら見てみたいな～って

思ったんだよ！おじさん！」

淳「おじさん呼びしないでくださいよ！」

潤「え？でも三十路なんでしょ？」

淳「あ、まぁ、明後日には…」

潤「じゃあおじさんじゃん？」真顔

淳「そんな言い方しないでくださいよ…」

雅「ねえ！おじさんはいいからさ！

俺、みたいよ！ステージ！」

そんな相葉くんのリクエストに応えて

俺らは1日早めのリハーサルをすることになった

・

雅「いいじゃん！！」

俺らが歌いきると相葉くんから拍手をもらえた

潤「そういうレッスンしたことないんでしょ？

それでここまでできればベストなんじゃない？」

と、松本くんからもお褒めの言葉をいただけた

とはいえまだまだ詰めの甘いところがあって

俺たちはその日結構な深夜まで練習をした

・

遅くなってしまったから、と

ふたりはBAR WESTで飲んでいくことになった

俺は濱ちゃんにあるお酒を注文した

最近酒言葉について調べたくなって

簡単なものなら言える

薄緑色のそのカクテルが

ふたりの目の前に置かれると

神ちゃんが丁寧に説明しだした

智「りゅーせいからのオーダーで

こちらは『ギブソン』というカクテルです

酒言葉は『決心』」

雅「決心？」

流「俺たち絶対に

ステージ成功させますっていう…」

雅「そこを自信持って言わなくてどうするの」

流「え…？」

潤「見てみなよ」

そう言われてソファー席を見ると

ぐったりして眠ってる淳太や照史、

しげや望やAがいた

淳太のジャージの下からは湿布がのぞいてた

潤「あんなに一生懸命なんだから、できる」

雅「そうだよ！絶対大丈夫！」

ふたりの言葉に俺の心は物凄く強くなった