ゆめ様リクエスト【小説】 ページ4
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季節は冬
平日にも関わらずベッドで横になり
しっかりと毛布を被り丸くなる
暖房の効いた部屋は暖かいはずなのに
背筋がゾクゾクと寒気が止まらない
頭も重く気分は最悪
そう、世間一般でいう風邪というやつだ
ゴホゴホと咳をすれば
ヒューヒューと不吉な音が喉から聞こえる
マスクをしっかりと付け直し
意識の朦朧とした中
ゆっくりと瞼を閉じようとした時
ガチャリと勢いよく扉が開かれた
「Aちゃ〜〜ん！」
駆け寄ってきたのはフジ
手には小さな土鍋とマグカップ
カチャリと持っていたお盆をサイドテーブルに置き
そっと手を額へと置いた
「あゎゎ！すっごく暑いよ！大丈夫？？！」
フジは私が体調崩した時や怪我した時は
いつもこんな感じであたふたしている
『大丈夫だよ』
力のない笑顔で答えれば
眉毛を下げ心配そうにこちらを見てくる
「うるせぇんだよ、お前はよぉ！」
後からお盆片手にやってきたのはキヨ
キヨは口は悪いけど
いつもなんだかんだ優しい
2人とも幼馴染で風邪をひいた私の看病にやってきてくれた
キヨはフジを足蹴にしてどけると
ベッドのすぐ隣に座った
「お粥作ったけど食えそーか？」
持っていたお盆を置き
土鍋の蓋をあける
湯気とともに優しいダシの香りがした
『じゃ、少し食べようかな』
「おう」
「ちょ、ちょっとキヨ何言ってんの？
俺だって作ったんだから！」
ほら、と言ってサイドテーブルに置いていた
土鍋を持ってきた
「はぁ？Aは
俺の作ったやつ食うって言ってるから」
「いやいや、そんなの事言ってないからね！」
はいっとレンゲに乗せられたお粥
ニコニコと笑うフジ
ほら、とぶっきらぼうに目の前に置かれた土鍋
フジを睨みつけるキヨ
「Aちゃん、無理しないでね？
ゆっくりでいーから、ふーふーしてあげようか？」
「なんだA、1人じゃ食えねぇのか？
食わせてやってもいーけど？ほら、口開けろよ」
激甘な彼とドSな俺様
どちらに看病されても熱は増すばかり、か
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なっち5088(プロフ) - 絵がとっても上手いですね！すごいクオリティが高いです！最後のはあんスタですよね…？あれ、違かったらどうしよ…茨くんとジュンくんに見えたけど…間違ってたらごめんなさい！でも絵はとても上手かったです！ (2020年1月23日 9時) (
レス) id: 8b28a7c7f0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃお(プロフ) - 以前リクエストした【にゃんこ】です。素敵なイラストありがとうございました★見返してキュンキュンさせていただいております（笑） (2018年5月30日 16時) (レス) id: 03bca8f4ab (このIDを非表示/違反報告)
ふにゃた(プロフ) - しおみさん» ありがとうございます…！ 背中までのくすんだ金髪、下で二つを紺と白のリボンで結び、Ｍ字前髪の真ん中に紺と白のピン、瑠璃色の瞳、七分丈膝丈のフリフリのメイド服、白の短め靴下に、黒の靴、紺のマントを肩にかけている女の子お願いします！ (2018年4月28日 23時) (レス) id: 688ae1b059 (このIDを非表示/違反報告)
奏愛(プロフ) - 服装は白い肩出しの服を着ている女の子をお願いします (2018年4月28日 23時) (レス) id: 730af1138d (このIDを非表示/違反報告)
奏愛(プロフ) - リクエスト失礼します。http://img.u.nosv.org/item/Nekoko/1514613434 ←お願いします (2018年4月28日 23時) (レス) id: 730af1138d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおみ | 作成日時：2017年11月15日 15時
