【HQ】お前の/アンタの 要求、俺らが解決してやるよ

黒尾×ナマイキ2 ページ9

翌日、放課後





モブ子「ねー。Aさん、これってどういうことお？」


A「は？」



なんなのこれ。クラスの首領2人お揃いで来たんだけど



モブ花「コレよ！」



ドンっと突き出されたソレを見て見ると。


A「…は？」




『スクープ‼ モブ花は黒尾が好きらしいよー』



(…なにこれどうでもよ( ˙-˙ ))←


モブ子「この噂が校内で飛び交ってるの！アンタ黒尾が好きな私への腹いせで言いふらしたんでしょ！」

A「…言いがかりすぎない？大体あたしは黒尾のことなんてどうでもーーー」


ハッとして辺りを見渡した







シーーン、と静まり返っていた中に、コソコソと声が聞こえた






「え、Aちゃんってそんな子だったの…？」「最悪…」「だから友達居ないのよ…」









A「ーーーッ！」





あの時と同じだ、




誰もあたしのことなんて聞いてもくれない、信じてもくれない






誰も








誰も






A「っ」


いたたまれなくなって教室を飛び出した

雨が降ってるのも気にせず、傘もささず走り抜ける






黒尾「…ィ、おい！！！！待てって！！！！」


ガシィッと肩を痛いくらいに掴まれて、やっと止まる



A「…なによ、アンタには関係ないじゃん

女子ってこんなもんだよ」




『A、もうアンタと話したくない』

『待ってよ！あたしじゃないって言ってるじゃんっ』

『…もう誰もAちゃんのこと信じてないから』

『行こ行こ！』

『ねぇ…待ってよ！ねぇ！』






A「こんな事なんて慣れてるし、別にどうだっていいじゃん」



『なんで聞いてくれないの…！』





A「アンタも戻りなよ、モブ花ちゃんのとこ行ったげたら？」






『ねぇ…！』









A「それじゃ」




へらっと笑って歩き出した









『…』









『行かないで…』









*









*









黒尾「…ざけんな」

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