狼の初恋、私の恋愛 (ページ1)

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A「お！いけいけ！頑張れ！シュート……入ったー！！」

未稀「ホントだ！さっすが！きょもやるねぇ！」

只今の状況、学校のバスケ部の大会です。

私と親友の未稀(みき)は、そのバスケの大会の応援してる。

まあ、マネージャーなんでね(笑)

そして今、きょもこと京本大我がシュートを決めたのですよ！

A「ホント！あ、きょも～！！」

私は席から立ち、シュートを決めたきょもに手を振った。

そんな私の姿に、思いっきり微笑んで、ピースマークで返してくれた。

あ、ちなみに言っとく、別にきょもとは付き合ってないので。(友達です。)

ただ単にきょもがシュートを決めたので喜んだだけです。

だからと言って、好きな人がいない訳ではないよ！？

こっちもちゃんと恋愛してますよ、青春の時期なんでね。

……彼氏はいないけど(笑)

いたっちゃいたよ！？でも本当に最低野郎だった。

未稀「あ！涼太も決めた！わーい！涼太ー！！」

そんな私の気持ちに気付かず、自分の彼氏がシュートを決めた事に喜ぶ未稀。(未稀の彼氏は舘くんこと宮舘涼太。)

……羨ましい。

私も彼氏欲しい……。

でも、告白しないと何も始まらないし……。

未稀「あ、A、今渡辺くんシュート決めたよ。」

A「え！？嘘でしょ！？うーわ見逃した……。」

未稀と舘くんだけが知ってる、私の恋愛事情。

私はですね、

高校2年の今

シュートを決めた、

渡辺くんこと渡辺翔太くんに恋をしてます。

渡辺くんとは、

『狼』の事です。