今宵、鮮血ニ染メテ。【鬼滅の刃】season 2

54 扇子 ページ8

A視点

此れが私の扇子…

じっとただ見つめ、扇子を撫でる。

鋼塚さんから早く開けと言わんばかりの
視線か送られて来るので、仰せのままに。

色変わりの扇子…それが示したものは…

「！？」

鋼塚さんが驚いている。

私の日輪扇子は、
根本？から黒から真紅のグラデーションであった。

もう1本を開くと同じような色に。

「す、素晴らしい…」

鋼塚さんは拝んでるし、
師範に関しては言葉も出ない感が溢れている。

「ほれ、これもだ。」

渡されたのは私の膝から指先まで
有るか無いか位の刀身の短刀。

恐らく風の呼吸と霞の呼吸用だろうか。

ケースから抜くと、同じように暗い色が浮き出た。
…貰ったブーツ見たいな色合い。

「で、此れはれっぐぽーちというらしいのだが…」

「れっぐぽーち？」

『？』

その後足につけるれっぐぽーちと言う物を貰った。
太白のベルトのような形で茶色。

左右の足に１つずつつけるんだそう。

私の隊服は、左側だけにスリットが
入っていら形になっているので、
右が側に収納する扇子と短刀は隠せる。

一言で言うと凄い。

『有り難う御座います、
　大切に扱わせていただきます。』

「呉々も折ったりするなよ？」

『はい。』

なんかこの人コレばっかりだな。

鋼塚さんはとても満足そうに帰っていった。
なんだかんだいい人だったが…
刀について語る時だけ気配がこう、厚みを増した。

『師範、霊の呼吸を使ってみたいです。』

「そのつもりだァ。」

2人して庭に出る。
だいぶ慣れたが、とても広い。
…実際お給料いくら程貰っているのか気になる。

市販がなれた手つきで打ち込み台を用意してくれた。

扇子1本を右手で持ち、構える。
この日ばかりは師範がすぐ隣で見ていた。

緊張、だろうか。らしくない。

『全集中…霊の呼吸 壱ノ型、協霊…』

此れは辺りにいた霊に力を少し借りる技。
当たりの霊を引いたようで、
打ち込み代は横に綺麗に2等分になった。

瞬間、体が脈打つのが分かった。

何か…失敗した？

「おま、大丈夫かァ？ぼーっとして。」

『…はい。』

何かが…可笑しい。

とても短い短刀を構える。

『風の呼吸… 参ノ型 晴嵐風樹…』

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申し訳ございません、暫く更新頻度が落ちます…

はい、お察しの通り学校です。

更新停止はしませんので
良ければ今後も宜しくお願い致します…！

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