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52 感情 ページ6

童磨視点

この頃毎日、俺はあることに明け暮れていた。
やりすぎて
青い彼岸花の件を放置し怒られるほど。

まぁ、そんなことはどうでもよく
はなくなくなくなくなくなくなくないとして本題。

A探し、だ。

元々探知や頭を使ったりすることが
あんまり得意じゃない俺は時間かかっちゃって。

…にしても俺が人生の中でこんなにも
夢中になったのは初めてなんだ。
Aのことを考えると、
こう、なんか心臓のあたりが熱くなって、
会いたいと強く強く思う。

あんなに可愛くて稀血なのに喰いたくはないし、
寧ろそばにずだった置いておきたい。

本能的にこれが感情なのだとはわかったが
どんな感情なんだろう?

猗窩座殿に聞いても真面目に答えてくれないし、
信者に聞く訳にもいかないし…
玉壺殿ところにでも行こうか?
いや、でもツボ以外の話はなぁ。
ん、そうだ。

「ううっ、それで、ヒック、ウッ、」

あ、因みに今食べようと思っている
女の子の話を聞いている。

馬鹿だなぁ、神も何も御伽噺(存在しない)なのに縋って。

…ねぇ、Aもそう思うよね?

関係ないことを考えながら、
今日のご飯の準備をし始めた。

ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーー
「堕姫殿はいるかい?」

「はい、只今。」

取り敢えず堕姫殿に
聞いてみようと遊郭を訪れてみた。

「はいはい、どうしたの?」

相変わらず露出の高い服を着て出てきた。
うわぁ、寒そう。

「その娘のことを考えると胸が痛くなって、
 会いたくなって、
 体が凄く熱くなる。
 これってどんな感情だい?」

できるだけ簡潔に、丁寧に、鮮明に
感覚を伝えていく。

うまく表現できたかな?

「え、どの鬼?」

「人間だよ?」

「え?」

この質問に意味はあるのかな?

「もしその人か知らない人100人が死ぬとしたら
 どっちを殺す?」

「そりゃ100人の方だね。」

考えるようにしていた堕姫殿が急に目を輝かせた。

「ねぇ、それが恋よ!アンタにも感情が!」

騒ぐ堕姫殿。

嗚呼、そうなのか。
俺、Aに恋をしているんだ。
…へぇ、これが恋。

「堕姫殿有り難う!じゃあまた。」

「うん!頑張って!」

…言われなくとも。

そう心の中で呟き、帰宅した。

待っててね、俺がすぐ探し出してあげるからさ。

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実弥 - 更新ファイト! (2021年1月7日 19時) (レス) id: be651dffc3 (このIDを非表示/違反報告)
ノン - 面白いです。これからも、頑張ってください!応援してます。続きが楽しみです!首を長くして待ってます! (2020年8月18日 17時) (レス) id: 5790125387 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - コノハさん» 閲覧有難う御座います!頑張ります。 (2020年8月10日 19時) (レス) id: 869122460a (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - はやくどうまさんとあかざにあってみたいです。 (2020年8月9日 15時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - みすずさん» コメント、有難うございます!今日から更新再開していきます、宜しくお願い致します! (2020年8月7日 2時) (レス) id: 869122460a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:覇戮。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hal0-0/  
作成日時:2020年5月20日 12時

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