検索窓
今日:40 hit、昨日:17 hit、合計:46,907 hit

7 綺麗 ページ7

猗窩座視点

『素敵』

見惚れてしまうかと思った。
その姿はこの世のものかと疑うほど綺麗で。

目が合った瞬間逸らせなくなった。

だか、俺達という存在を知ったからには、
生かしておかない。

そうは思った。思ったが…
何故か要らない抵抗感が湧いてきた。
女を試してみたら淡い期待の斜め上を行ってくれて。
避けた。避けた避けた!

やはり、鬼にしたい。
それと同時に俺の側に置いておきたい。そう思った。

『私はー』

俺は…断られてもAは殺せない。
熱くなっていくカラダが痛感させてくる。









「おい鬼ィ、そいつに手をだすなァ」

返事は、対照的な太い声にかき消される。
まずい、意識を集中させ過ぎた。

180度振り向くと、
既にそちらを向いている童磨と
戸を背に刀を抜いた鬼狩り2人。

片方は白髪に傷だらけ、
もう片方ら包帯と蛇を口元に巻いていた。

刀には、惡鬼滅殺が掲げられている。

「君たちは…柱だね?
 俺は童磨。上弦の弐。よろしくね。
 大丈夫、俺は優しいから。
 この娘に危害は加えないよ」

「仲良く遊ぶつもりはねェよ。」

相変わらずのムカつく笑みを零しながら、
言葉を放っていく童磨。

「上弦の参、猗窩座だ。
 童磨、引くぞ。」

「え?何で?」

「今はいいがいつ日が差すか分からない。」

リスクは避けたい。コイツにもわかるはずだ。

「分かっ「随分と余裕そうだな。」被せないでよ。
 まぁ俺は優しいから許「その態度は何だ。
 少しばかり改めたらどうだ。」…」

縞々の羽織りの蛇野郎に被せられ、眉を下げている。

「まぁ、いいや。優しいしね。
 猗窩座殿、引くよ」

『…』

「貴様の指図を受けるつもりはない」

A…

「A、お前は強い。
 俺はお前を必ず迎えに行く。待ってろ。」

俺はAが、
鬼狩りに見えないように微笑んだのを
忘れないだろう。

「鬼狩り。よく聞け。
 次会った時、命はないと思え。」

一言言い残し、目線で合図。

「「琵琶女。/鳴女ちゃん!」」

無限城にて。、
事情を説明し2人がかりで無惨様を説得。
余程ご機嫌がよろしかったのか、
何と血まで、分けて頂けた。

童磨は、「羽織りが無い!」何て、下らぬことで
騒いでいたが、無視しておこう。

その後、軽く1ヶ月は、鍛錬に漬け込んだ。

ずっと、ずっと、

Aが言った、“綺麗”の意味を考えながら。

8 報告→←6 勧誘



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , , 十二鬼月
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

名無しのダレカ - 覇戮。さん» 言ってる!フツーに言ってる!でも見てて楽しいからなんでもあり! (2020年6月10日 17時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - 名無しのダレカさん» 閲覧感謝です!伊黒さん…難しかったんですけど、彼女に依存してそうなので笑(ネタが…切れたとか言えない) (2020年6月10日 12時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - 順位獲得記念の『自害します』で「え?」ってなりました。(ちなみに涙目) (2020年6月9日 21時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮 - 神崎さん» すみません、続編は今日の夜投稿します。宜しくお願いします。 (2020年5月28日 4時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 続編のパスワードって教えてもらうことはできませんか?できれば教えてほしいです! (2020年5月28日 0時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:覇戮。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hal0-0/  
作成日時:2020年4月24日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。