46 玄弥 ページ50
A視点
最終選別は特に何の収穫もなく、
無傷で終了した。
会った鬼は30体程。
感想、つまらなかった。
7日ぶりに日光を受け、元の場所へ戻る。
合格者は5人か。
猪も死んだんだ。
「お帰りなさいませ。」
「おめでとうございます。
ご無事で何よりです。」
カナヲは生きてる。
あと、誰だったか手の鬼と戦ってた赫灼の奴。
…で、金髪の人と。
もう1人。
直感で感じた。
あれは、“不死川玄弥”だ。
やっぱり師範に似てるなぁ。
隊服や階級の説明を終えた頃。
「刀は？」
うん、私も早く扇子が欲しい。
…ほう、10日から15日。
まぁそこそこかかるんだな。
「更に今からは鎹鴉を付けさせていただきます。」
そう言い、にちか様がパンパンと手を叩く。
鴉が飛んでくはいいが…
…何此、鴉じゃなくて
何処からどう見ても鷹でしょ。
「…ヨロシクタノム。」
あ、喋った。
『宜しく。』
辺りを見ると、雀もいた。
帰ってから師範にきこう。
バシっ！
「ギャアッ！」
え、鴉ってギャァって鳴くんだ。
「どうでもいいんだよ鴉なんて。
刀だよ刀‼今すぐ刀をよこせ‼
鬼殺隊の刀‼“色変わりの刀”‼」
玄弥さん(仮)がにちか様の頭を掴む。
10日から15日って言われたじゃん。
この気配… 赫灼さんが動くな。
「この子から手を離せ！離さないなら折る！」
予想通り動いたが、
台詞はは予想出来無い様なものだった。
「あぁ？なんだテメェは。
やってみろよ！」
カナヲに関しては無関心だが金髪くんが慌てている。
…はぁ、面倒ごとに巻き込まれたくないし。
『不死川さん、赫灼さん、やめてください。』
「なっ、名前…」
あ。まぁどさくさに紛れて確認出来たしいいか。
『貴方達の事等心底どうでも良いのですが、
帰宅を急ぎたいので
終了後にしていただけますか？
それに貴方、この羽織りに見覚えは？』
玄弥さんに視線を送る。
…気付いたようだ。若干青くなっている。
「お話はすみましたか？」
『はい。輝利哉様。
にちか様、誠に申し訳ございませんでした。
この者のご無礼をどうか
お許し下さいますよう存じ上げます。』
師範の弟だ、一応庇う。
「いえ、ありがとうございます。」
少し髪を直してあげる。
「ではあちらから刀を造る
鋼を選んでくださいませ。」
自分で選べ、と言われる。
私は扇子だからか２つらしいが。
ふと、輝いて見えるものがあった。それも２つ。
帰路につく私の足取りは、至って正常だっただろう。
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名無しのダレカ - 覇戮。さん» 言ってる！フツーに言ってる！でも見てて楽しいからなんでもあり！ (2020年6月10日 17時) (
レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - 名無しのダレカさん» 閲覧感謝です！伊黒さん…難しかったんですけど、彼女に依存してそうなので笑（ネタが…切れたとか言えない） (2020年6月10日 12時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - 順位獲得記念の『自害します』で「え？」ってなりました。(ちなみに涙目) (2020年6月9日 21時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮 - 神崎さん» すみません、続編は今日の夜投稿します。宜しくお願いします。 (2020年5月28日 4時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 続編のパスワードって教えてもらうことはできませんか？できれば教えてほしいです！ (2020年5月28日 0時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：覇戮。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hal0-0/
作成日時：2020年4月24日 20時
