42 下陸 ページ46
後藤視点
今日は、半年に1度の柱合会議。
前回の柱合会議は仕事で参加できなかったが…
不死川様に継子が出来たらしい。
それもかなりいい人材だとか。
なんせ、頭がいいから隊士でも無いのに
柱合会議に参加するほど。
…もう少しで始ま、ってAじゃん。
胡蝶様について来て紛れ込んじゃったとか？
怒られるぞ、柱、めっっちゃ怖いんだぞ！
「A…A！」
必死に呼んだが返事は無い。
少し大きな声を出したところで隣にいた隠に
引っ叩かれた。
「何やってんだお前！死にたいのか！」
「何ってAの名前読んだだけだよ！」
「ばっ！呼び捨てすんな！苗字、様付けで呼べ！」
いや、なんでだよ。
そもそもアイツに知らせてやろうとしただけだし。
「前回お前、居なかったか…
いいか、あのお方が不死川様の継子、
狂無 A様だ！」
…頭が追い付かん。
A？Aが？継子…って、
『どうかなさいましたか？
あ、後藤さん。』
小声で叫んでいた(矛盾)つもりだったのだが、
気付いたようでA…基、狂無様が立っていた。
「申し訳ございませんっ！
ほら、後藤！謝れ！」
『あ、大丈夫です。
後藤さんも今まで通り接してくださいね。』
「…分かった。」
Aが行くと、隣の隠が一気に力を抜いた。
「後藤お前…知り合いだったのか…
狂無様はな、鬼とも親交があるって噂だぞ？」
…マジかよ。
「おっ会議はじまるぞ。」
見てみると確かにA含め全員が跪いていた。
いやぁ、相変わらずお館様の声は癒される。
「A、何か調べて分かったことはあるかい？」
自分が呼ばれたわけでもないのに、肩が跳ねた。
一層耳をすます。
『…はい。お役に立たない情報かと思われますが、
すでに死亡している鬼の体のパーツ等を
保存する液を開発致しました。』
…確かに役立たないと言うか、
使用用途が見当たらない。
ここぞとばかりに、
Aが懐から15�冂�の小瓶を出すのが見えた。
その中には、ほんのり紅い液体。そこに浮く…
「これは…十二鬼月、下弦の陸の目だね。」
へー、下弦の…陸⁉
「おいィ、何でお前言わなかったァ？」
『すみません、私が今まであった鬼は
親を殺した上弦の弍と参、
眼に数字のある鬼しかいないので
てっきりこれが普通かと。』
…マジか。
「…そうなんだ。よく頑張ったね。
では、柱合会議を終わりにする。
Aは後で来るように。」
…マジか。
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名無しのダレカ - 覇戮。さん» 言ってる！フツーに言ってる！でも見てて楽しいからなんでもあり！ (2020年6月10日 17時) (
レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - 名無しのダレカさん» 閲覧感謝です！伊黒さん…難しかったんですけど、彼女に依存してそうなので笑（ネタが…切れたとか言えない） (2020年6月10日 12時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - 順位獲得記念の『自害します』で「え？」ってなりました。(ちなみに涙目) (2020年6月9日 21時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮 - 神崎さん» すみません、続編は今日の夜投稿します。宜しくお願いします。 (2020年5月28日 4時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 続編のパスワードって教えてもらうことはできませんか？できれば教えてほしいです！ (2020年5月28日 0時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：覇戮。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hal0-0/
作成日時：2020年4月24日 20時
