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36 寝起 ページ40

天元視点

昨日、不死川の屋敷から
帰って来たらしい時透に会った。

Aが派手に派生の呼吸を覚えたらしい。

詳細は聞いてねぇが派手な技を期待して
翌朝風柱邸を訪れてみた訳だ。

「しーなーずーがーわー!
 祭りの神が派手に来てやったぞ!」

…しーん。
こっちの身にもなれよ。

「不死川!」

んだよ、しゃあねぇな、
元忍だし、地味に玄関の鍵いじって入るかって。

開いてた。

無用心にも程があるだろ風柱さんよぉ。

とはいいつつ、
不本意ながら地味に、屋敷の中に足を踏み入れる。

Aがくる前とは見違える程、
整理整頓のされた屋敷。

やっぱ不死川にとってAの存在は派手だな!

「不死川〜いるか〜って」

おいおいおいおい、マジかよ。

動揺を隠し切れていなくても無理は無いと
我ながら思う。

だってよ、あの2人が
縁側でぴったりくっついて寝てんだぜ?
否、正確にいえば不死川がAを
派手に胸の内にすっぱり収めてるって感じだ。

まぁAもAで
地味に全く抵抗していないようだが。

近くによりまじまじとみていると、
庭に転がった猪口を発見。

あー、成る程。大体読めた。酒の勢いか。

しばしニヤニヤ眺めていたが、
よくよく考えたら此れは離した方がいいのか。

お互い気まずく…いや、そんな性格でもないか。

考えるより即行動、
Aを救出し少し離れたところに寝かせる。
本当、派手に世話のかかる奴等だ。

「お前ら〜、起きろ。
 派手に朝を迎えちまってんぞ〜。」

『ん…宇髄さん…』

「宇髄ィ…宇髄⁈」

ようよう、お目覚めか。
Aはまだ眠そうだ。

「んでお前ェが此処にいんだァ?」

「地味に玄関の鍵が開いてた。」

『…おはよう御座います。』

起きたか。
普段の姿からは想像し難いが…
両目が見え、ぽけっとしていた。

『え?』

ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーー
実弥視点

朝起きて宇髄が居るって…軽い肝試しだわ。

『全集中…霊の呼吸 陸ノ型…抉り突き。』

小さい声からは想像出来ない程の威力の突き技を、
柱2人の前で躊躇うこともなく
打ち込み台に披露する。

閉じられた扇子と誰が考えるだろうか、
計算し尽くされた一撃であることも相まって
いとも簡単にそれに貫通する。

『…こんなもんです。どうですか?』

「派手で良いと思うぜ!」

お前の基準はよく分からん。

「嗚呼、頭の良さを最大限に活かせている。」

「さっすが師範!」

なにをほざくんだか。

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名無しのダレカ - 覇戮。さん» 言ってる!フツーに言ってる!でも見てて楽しいからなんでもあり! (2020年6月10日 17時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - 名無しのダレカさん» 閲覧感謝です!伊黒さん…難しかったんですけど、彼女に依存してそうなので笑(ネタが…切れたとか言えない) (2020年6月10日 12時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - 順位獲得記念の『自害します』で「え?」ってなりました。(ちなみに涙目) (2020年6月9日 21時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮 - 神崎さん» すみません、続編は今日の夜投稿します。宜しくお願いします。 (2020年5月28日 4時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 続編のパスワードって教えてもらうことはできませんか?できれば教えてほしいです! (2020年5月28日 0時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:覇戮。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hal0-0/  
作成日時:2020年4月24日 20時

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