35 夜酒 ページ39
実弥視点
一通り説明された。
つーかァ型多いな。
流石天才剣士2人が作っただけあるのか。
にしてもよォ。
「なんで凪関連が入ってんだァ？」
『嗚呼、冨岡さんが
滞在中におしかけてきたんです。』
平然と当たり前のように
おしかけてきたんです
じゃねェよ。
冨岡ァ…、
…冨岡ァ。
『霞の呼吸は壱ノ型と陸ノ型を
取得出来ませんでした。』
「そうかィ。」
イカの寿司を摘み、一気に口に放り込む。
…うめェが、Aの手料理を…
『あともう1つ…』
まだあんのか。
1つ1つの印象が強ェんだよ。
『霊の呼吸、刀で使うと何故か破裂？して
粉々になってしまうんです。
だから、物を探して…扇子になったんです。』
心霊現象、比にならないくらいでけェの来たわ。
「扇子ゥ？いいんじゃね？Aらしい。」
『褒め言葉として頂いておきます。』
「そうしてくれ。」
確かに皮肉にも聞こえる。
「…酒飲む。」
『注ぎましょうか？』
「あァ。」
普通の人が見たら世話焼きな人だとも思うだろう。
でも1ヶ月過ごしてきてなんとなか分かったが
「他人は死のうが他人事」
みたいな感じの奴だ。
したいことしかしない。
『じゃあ、縁側に運びますね。』
「頼む。」
俺が何時も縁側で飲んでいるのを知っているのか。
Aが寝た後、飲んでいたつもりだったが…
敵わねェな。
夜風に当たり、綺麗ともとれる白髪をゆらす。
今すぐAへ叫びたかった。
「月が綺麗ですね。」…なんて。
…柄に合わん。
『お待たせしました。』
凄え、酒の種類まで把握してる。
量も良かった。
超能力でも備えてんのか？
「お前も何か飲むかァ？」
『飲んでますよ、水。』
相変わらず。
A居ると1人で飲むより美味ェし。
始めとでもいうように、
ちっこい猪口の中身を喉は流し込んだ。
やってやらァ。
二升酒(3.2L)を飲んだ頃。
『師範、肩貸しましょうか？』
酒に強ェ俺が良い感じに酔ってきた。
Aは酒飲んでねェし寒そう。
「あァ、らのむ。」
呂律が回んね。
すると、Aは俺の左側にピッタリ付いて来た。
身長差もあり、俺の肩に乗せられた
Aの頭に俺の頭が乗る感じになる。
俺は一線を越えるとぱたっと酔うタイプらしい。
(※宇髄調べ)
こんな時間まで起きて眠いのだろう。
Aは寝落ちしかけている。
信頼してくれている証拠。
俺もやべェ。
鬼狩りを始めて以来1番気持ちよく眠りについた。
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名無しのダレカ - 覇戮。さん» 言ってる！フツーに言ってる！でも見てて楽しいからなんでもあり！ (2020年6月10日 17時) (
レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - 名無しのダレカさん» 閲覧感謝です！伊黒さん…難しかったんですけど、彼女に依存してそうなので笑（ネタが…切れたとか言えない） (2020年6月10日 12時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - 順位獲得記念の『自害します』で「え？」ってなりました。(ちなみに涙目) (2020年6月9日 21時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮 - 神崎さん» すみません、続編は今日の夜投稿します。宜しくお願いします。 (2020年5月28日 4時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 続編のパスワードって教えてもらうことはできませんか？できれば教えてほしいです！ (2020年5月28日 0時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：覇戮。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hal0-0/
作成日時：2020年4月24日 20時
