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33 寿司 ページ37

実弥視点

Aが時透んとこに行ってから1週間後。
今日の夕方ごろ帰ってくるとの連絡が入った。

今日は任務もねェし、寿司でも取って出迎えるかァ。
…料理も含め、俺はAが居ないと
満たされない体になっちまったんだな。

タチが悪いったらありゃしないィ。

この1週間お前ェの羽織りかけて寝てた
こっちの身にもなれや。

てか俺は誰に愚痴ってんだか。

高級寿司を取り、Aの帰りを1人で待つ。
本音を言えば手料理を食べたいが、
俺はそんなガキでもねェ。

「不死川さ〜ん!A、帰って来たよ。」

行くか。

玄関は出ると
Aが時透に礼を言い頭を下げていた。

『送ってくれて有り難う。
 またね。』

「ううん、何時でもおいで。」

こう見りゃァ、何も背負ってない唯の友達。
微笑ましく思…

える程俺は優しくねェんだわ。

俺にもそんな風に接してくれたら良い。
タメ口で、「実弥」って。

『師範、お久しぶりです。
 見ての通りですが…只今帰りました。』

気配を出した。

まァ、俺だけに気を許してくれている、
この事実がありゃ“今は”耐えられるか。

自分は思ったより大人で
思ったより子供だったらしい。

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A視点

久しぶりの屋敷へ入り、
連れて行かれたと思えば綺麗に光を反射する
綺麗なお寿司が並べられていた。

「食べきれねェ分は俺が喰うからよォ、
 好きなだけ喰え。」

『有り難う御座います!』

さっきから何故かは知らないが
濃いめの嫉妬の気配がしていた。

私の返事でそれは揺らぎ、
暖かい癒しの気配になったけど。

『いただきます。』

毎回恒例になってきた感情の無い挨拶。

弱肉強食は当たり前、人間が鬼に食べられるのも
当たり前だと思っているから。
でなきゃ今寿司を食べて良い理由なんて無い。

「そういや、呼吸は?どうだったァ?」

そっか。説明しないと。

『実は、派生の呼吸を作ったんです。』

「この短期間でか⁉」

『はい、霞の呼吸使いの無一郎も取得出来ないほど…
 かなり適正率が低いと思われます。』

作るにあたり、2人で習得しようと頑張ったのだが。
私のみはとてもすんなり出来て、
残りの日数技を磨いていた。

「となると霞の呼吸の派生かァ?」

『はい、正確には霞と風ですが。』

「で、なんの呼吸だァ?」

よっぽど興味を持ってくれたのか手を止めた。

『霊の呼吸です。今から説明します。』

34 呼吸→←32 派生



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名無しのダレカ - 覇戮。さん» 言ってる!フツーに言ってる!でも見てて楽しいからなんでもあり! (2020年6月10日 17時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - 名無しのダレカさん» 閲覧感謝です!伊黒さん…難しかったんですけど、彼女に依存してそうなので笑(ネタが…切れたとか言えない) (2020年6月10日 12時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - 順位獲得記念の『自害します』で「え?」ってなりました。(ちなみに涙目) (2020年6月9日 21時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮 - 神崎さん» すみません、続編は今日の夜投稿します。宜しくお願いします。 (2020年5月28日 4時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 続編のパスワードって教えてもらうことはできませんか?できれば教えてほしいです! (2020年5月28日 0時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:覇戮。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hal0-0/  
作成日時:2020年4月24日 20時

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