31 時透 ページ35
実弥視点
「ただいまァ。」
任務を難なく終え、戸を引いた。
今は10時すぎ、恐らくAも寝てると思う。
『師範、お帰りなさい。』
雑巾を持ったまま、
廊下の曲がり角から顔を出しこっちへ来た。
『お風呂、沸いてますよ。』
「ありがとよォ、
でもあんまり夜更かしするんじゃねェぞォ。」
体調崩されても困るしな。
『慣れてますので。』
その場では相槌を打ったが、
慣れて良い事じゃないんだ。
鬼殺隊に入隊する上では役に立つかも知れないが。
食事を温めてくれると言うので、
お言葉に甘え風呂へ入る。
今日の鬼は個体自体は低かったが、
血気術が厄介で稀血を利用したァ。
自分でやったにせよやっぱ多少は痛ェ。
そういやあのAま、稀血だったとか
胡蝶が言ってたか。
それも、俺以上のかなり珍しい血らしい。
この戦法は使って欲しくない。
教えないでおこう
…って、Aは頭が冴えてるし
傷のつき方とか出血量で気付いてるか。
ほぼ確実に人生で1番稀血について考え、
風呂を上った。
机の上にはバランスの取れた夕食と置き手紙。
「1日お疲れ様でした。おやすみなさい。」
言いつけを守る継子、１位決定。
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無一郎視点
今、自分の屋敷の縁側に腰をかけ、
あの雲の形を思い出そうとしている。
なんだっけ。
「時透ォ、居るかァ？」
玄関の方から声がする。
特徴的なんだけど…
誰だっけ。
本当は嫌だったんだけど、
体が惹かれたので行くことにした。
「…誰？あ、」
Aと、あと…そうそう、不死川さん。
思い出した、霞の呼吸習いに来るんだった。
『お邪魔します。』
ペコっとお辞儀して、不死川さんは帰った。
風の呼吸が使えるなら派生の霞の呼吸も使える筈。
「じゃあ、来て。使う部屋教える。」
『…？はい』
この屋敷には2人の隠を雇ってある。
男女1人づつ。Aのお世話は
名前忘れたけど女のほうの隠に任せよう。
この日はAの実力を見て終わった。
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名無しのダレカ - 覇戮。さん» 言ってる！フツーに言ってる！でも見てて楽しいからなんでもあり！ (2020年6月10日 17時) (
レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - 名無しのダレカさん» 閲覧感謝です！伊黒さん…難しかったんですけど、彼女に依存してそうなので笑（ネタが…切れたとか言えない） (2020年6月10日 12時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - 順位獲得記念の『自害します』で「え？」ってなりました。(ちなみに涙目) (2020年6月9日 21時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮 - 神崎さん» すみません、続編は今日の夜投稿します。宜しくお願いします。 (2020年5月28日 4時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 続編のパスワードって教えてもらうことはできませんか？できれば教えてほしいです！ (2020年5月28日 0時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：覇戮。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hal0-0/
作成日時：2020年4月24日 20時
