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3 日常 ページ3

A視点

また今日も、畳の上で目が覚める。
布団も、居場所も、私にはない。

そろそろ…死のうかなぁ?
だってでもう生きてる意味なんて無いじゃん。

毎日毎日、両親に家事をされられ、
お父さん…なんて、呼びたくないけど、そいつには
ストレス発散用の道具にされ…
お母さんも助けてくれないどころか、
そのオカシイ、というか異常な行為を見て嘲笑。

あれ…なんか忘れてる?

まあ、どうでもいいか。

幸い、痛みにも慣れ、貶されることも慣れた。

私が死んだら、自分も楽になれるし、
周りも喜ぶし。正に、一石二鳥でしょ?

「遅いぞ!!早く飯を作れ!!
 オマエごときが生きてることに感謝しろ。」

今、1番聞きたくない声が障子越しに聞こえる。

「返事もできないのか?笑わせるな。」

本当、笑っちゃうよ。

私が話しかけても無視なのに?ねぇ?
人間は醜いね。

私は、体中の痛みを堪えつつ、立ち上がった。

長い髪は、いつから梳かしていないのだろうか。
勿論、お風呂にもいえてもられない私。
髪の毛で埃で霞んでいるのか、灰色と化ししてる。
前髪だけは…整えないとダメだ。というか嫌だ。

そんなことを考えながら、台所へ向かう。

今日は何作ろう…と言っても、
私は食べ残ししか食べさせてもらえないのだけれど。

今日は、焼き魚と豚汁にした。
豚汁を多く作れば余りが出るかも…なんて。

「幽霊!!まだか!」

『まだ…です』

豚汁を煮込みながら、説明しますと…

私は霊感が並外れて強い。
勿論霊視なども出来るが、、その人の気配を覚えれば
居場所がわかる。その気配で感情が見えるレベルだ。

加えて、存在感が薄く、感情をあまり出さない。
と言うかほぼない。それに軽い。

だから私の名は幽霊。

あんまりいいもんじゃないんだけどね。
街の人もそうだから。

Aって、最後に呼ばれたの、何時だったかな?

下らないことを考えながら、
お皿を用意し料理を出す。

両親が食べているのを、床に座って見ている。








これがいつもの日常、つまらない日常。

誰かさ、、ひっくり返してくれないかな?

4 悲鳴→←2 不安



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名無しのダレカ - 覇戮。さん» 言ってる!フツーに言ってる!でも見てて楽しいからなんでもあり! (2020年6月10日 17時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮。 - 名無しのダレカさん» 閲覧感謝です!伊黒さん…難しかったんですけど、彼女に依存してそうなので笑(ネタが…切れたとか言えない) (2020年6月10日 12時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - 順位獲得記念の『自害します』で「え?」ってなりました。(ちなみに涙目) (2020年6月9日 21時) (レス) id: 51c86cb065 (このIDを非表示/違反報告)
覇戮 - 神崎さん» すみません、続編は今日の夜投稿します。宜しくお願いします。 (2020年5月28日 4時) (レス) id: c554519ff6 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 続編のパスワードって教えてもらうことはできませんか?できれば教えてほしいです! (2020年5月28日 0時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:覇戮。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hal0-0/  
作成日時:2020年4月24日 20時

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