今宵、鮮血ニ染メテ。【鬼滅の刃】

11 緊急 ページ11

A視点

久々にお風呂に入って、さっぱりした。
1回り軽くなった気がする。

「着いたぞォ。」

私を乗せて走ってくれていた不死川さんが、
急に止まり言ったので驚いた。

『えっと…此処は』

「鬼殺隊の本部だァ。
　柱合会議…まァ、
　偉い、強い奴らの会議に
　でてもらうってことだな。」

『…成る…程』

しのぶさんからさらっと説明はされていたが、
いきなりの事すぎて…。

「…ごめんなァ、辛いよな。」

何となく察してくれたのか。
辛くなんかないのに。
ゆっくり、しゃがんで背中から下ろしてくれた。

『いえ、お察し有難うございます。
　大丈夫です。あと、おんぶ…お疲れ様でした』

「どうってことねェ。」

寧ろ、辛いのは貴方な筈なのに。
気配でわかる。なにかあるんだ。

何処か、気まずくて。

繰り返すように、唯唯背中を見つめついて行った。

角を曲がると…なんか、個性の凄い人達がいた。
全部で6人。

半分ずつ羽織の柄が違う人、
身長が高くてお経を唱えている人、
凄い露出計の高い服を着ている人、
オレンジと赤の派手な髪色の人、
髪の長い性別の分からない人、
そして、木の上の伊黒さん。

…背後から気配がする。
知らない気配だ。

手を伸ばしてきたので、逆方向によけた。

振り向くと、なんか派手な人。

「おっ、この天元様の手をかわすとは、
　なかなかじゃねぇか。」

天元…様…？この人、声大きいな。

「宇髄ィ、やめろォ。」

宇随天元か。

「おうおう、にしてもお前鬼殺隊じゃねぇな。
　才能は…あるっぽいけどな。」

才能？こんなクズに？あは、目、大丈夫かな？

「あらあら、皆さんお揃いで。」

しのぶさん…なんか助けて。

「きゃ〜！貴女とっても綺麗ね！
　キュンキュンしちゃうわ！名前は？」

私に言ってる？この人達は…お世辞が下手ね。
(※無自覚なだけです。)

『私はー』

「お館様の御成りです。」









ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆様、筆者の覇戮です(^_^*)

この作品、初の投稿にもかかわらず、
目を通していただけて嬉しい限りです。

コメントも、１件頂きました。
(胡桃さん、有難う御座います！)

諸事情で、深夜の投稿もあると思います。

まだまだ未熟な点、至らぬ点も多々御座いますが、
よろしければ！

お気に入り登録をして、
チェックして頂ければ幸いです。

あ、勿論“好”評価もお忘れなく！

では、どうぞごゆっくり〜ヽ(´ー｀)

12 柱合→←10 虐待

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す