愛し愛され[たい] ページ1
？「愛してるよ……柊、A」
？「柊、A……今日まで勉強お疲れさま…………ふふ、ごめんね、今日は少し……無理をさせてしまうかも」
？「今日も……君たちを犯すよ……」
柊「……い、いや……だ」
A「かえで……にいさ……やめ……」
A「ｯ!」
目覚めは最悪……昨日は二週間ぶりということもあってかにいさんは手加減がなかった。
はぁ、 これでもういつも通り
悪夢
昨日は……楓兄さんにめちゃくちゃにされた。
うん。この表現であってると思う
楓「柊ー！起きてー！」
柊「楓……？！ちょ、もうおきてるから」
隣の部屋で楓兄さんと柊兄さんが……ん？痴話喧嘩？なの？を繰り広げていた
楓「しょうがない、Aをおこしにいくか」
こっちなの？！
もういいの？！
起きないと
そう思って立ち上がる……と？！
A「……いったｧ!」
いたい
全身……主に下半身
こし……
いたい……
楓「A？！どうしたの？！」
A「楓兄さん、大丈夫、大丈夫、ちょっと……」
柊「A、どうかしたのか？」
腰を押さえて歩いてきた柊兄さん
柊兄さん…………あなたはなぜそんな普通に
柊「あー……楓、あっちいっとけ」
楓「え？……うん、わかった、すぐくるんだよ？」
柊「おう。」
A「はーい」
柊「……腰、大丈夫か？」
大丈夫くない、と首をふる
柊「……はぁ、楓昨日はすごかったもんな……俺もいてぇ」
A「大丈夫？柊兄さん」
柊「大丈夫大丈夫、それよりいくぞ楓が心配してるかも」
A「ん、そうだねいこうか」
自由
たぶんこの言葉はきっと、僕達には使えない
楓兄さんは僕達以外には全くといっていいほど興味がない
そのかわり僕達には異様な執着をみせる
そのせいでぼくには友達の一人もいない
まぁ、僕はいいんだ、これでも家族だ
あんな一人ぼっちじゃないから
ちゃんと楓に"愛されている"から
僕は自由なんていらない
だから
一人にはしないで
愛していて
…………僕は……どうでもいい
楓と柊いがい
けどきっとそんなことをしていたら
楓に飽きられる
だから演じるんだ
自由を求める
かわいそうな少年を
これまでも
これからも
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作者名：屍露夜 | 作成日時：2016年9月15日 5時
