３４発目 ページ37
「…骨喰、鯰尾。もう俺以外にこの部屋にいる奴はいない。もう目を開けてもいいぞ」
すうすうと寝息を立てて眠っている筈の二人にそう声をかけると、うっすらと二人の瞼が開かれた。
「…」
「お仲間に見られたくなかったんだろ？ソレ」
「…何故、助けた」
爛々と輝く赤い目は確かに彼を捉えている。
それを見た彼はニッと笑う。
「なんでって…お前さんらは秋田や薬研の兄弟だろ？家族がいなくなるのは誰だって悲しいじゃねえか」
「しかし…！俺達はお前を…！」
「あー？あんなん前職じゃあ良くあったわ。前職嘗めんなって言ったろボケナス。あ、でも何もしてないのに攻撃してきたからとりあえず折檻な」
そう言うが早いかごつ、と彼の拳が鯰尾達の額に降ってきた。
「お前さんら助けたのに意味はねえよ。俺の気まぐれだ。だが…まぁ、お前らが折れるとあいつらが悲しむし………あいつらが悲しむ顔を見るのは嫌だったからな」
恥ずかしいのか徐々に尻すぼみになっていく声に、思わず鯰尾が吹き出した。
「ぷっ、あはは、はは」
「？？ど、どうしたんだよ」
「だってさぁ、ずっとあんな怖い顔してた人間だったから俺達に何をする気かって思って、いざ襲ったら逆に助けられるし、理由を聞いたらそんな理由ってさぁ…警戒して損したぁ」
「…驚いたな。お前は今までそんな恐ろしい仕事をしていたのか」
くすくすと笑う鯰尾の横で骨喰がそう言うと、彼の目がすぅと細められた。
「ああそうさ。俺の前職は莫大な金を貰って、人の命を刈り取る仕事をしていたんだ。おかげで何度『悪魔』や『死神』と呼ばれた事やら」
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ヰの四肢(プロフ) - 猫好きみかんさん» 石切パパとかはお腹プニプニしてそうですよね(機動10)あと岩融とたぬきと蜻蛉は巨乳 (2016年1月17日 10時) (
レス) id: 249c7ebf45 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きみかん(プロフ) - みっちゃんのあのお腹が好きです。儚げな筋肉(仮) 純粋な人もいるから言えないけどしrとかあsとかも好きです。（ ＾ω＾ ） (2016年1月17日 6時) (レス) id: a568a735fe (このIDを非表示/違反報告)
ヰの四肢(プロフ) - 蛟さん» 実況者さんが面白すぎるのが悪いんです(逆ギレ) (2015年12月31日 10時) (レス) id: 249c7ebf45 (このIDを非表示/違反報告)
ヰの四肢(プロフ) - 猫好きみかんさん» この先変態じみた銃をモデルにした物も出していきたいなぁって思ってますんで楽しみにしててください (2015年12月31日 10時) (レス) id: 249c7ebf45 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きみかん(プロフ) - カッケー･･･(゜Д゜) 私も銃好きなのでこういう小説凄く面白いです('ω') 更新頑張って下さいﾌｧｲﾃｨﾝ( ´∀`)b (2015年12月31日 10時) (レス) id: a568a735fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヰの四肢 | 作成日時：2015年12月20日 23時
