２発目 ページ4
「？見慣れぬ顔だが…お前が此処に来るという見習いか？」
山姥切と別れた後キョロキョロと無駄に広い廊下を見回しながら歩いていると、落ち着いた雰囲気の声が少女にかけられた。
「…あなたは…」
「ああ、紹介がまだだったな。俺の名は三日月宗近。なに、ただのジジイさ。…ところで」
ニコニコと笑っていた三日月の目が少し開く。
「お前、男だろう？」
「…！」
少女…いや、彼は慌てて人差し指を口に当てる。
「しっ！…目的が終わり次第お話致します。ですから、どうかこの事はご内密に…！」
「はっはっは、わかっているさ」
「ひー…お願いしますよ。…それと、一つ聞きたい事が」
焦っていた顔から一変、彼の素顔だろうか、目つきの悪い顔が三日月の前にあった。
「ここの刀剣男士、やたらと傷だらけですよね？貴方は今の生活に満足していますか？仲間がどんどんいなくなる、されども己だけ優遇…もとい軟禁される。そんな生活に」
「…」
三日月から笑顔が消えた。
三日月は、袖口で己の口元を隠すと、彼に言った。
「お前なら、その状況を何とかしてくれるというのか？」
「はい。お任せ下さい」
にこ、と彼が笑うと、三日月は「そうか」とだけ言って目を閉じた。
「ならば、頼んだぞ『主』」
「…なんだ、俺の目的もうわかってるじゃないか」
この時の２人の顔は、とても悪い顔をしていたのだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 185人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヰの四肢(プロフ) - 猫好きみかんさん» 石切パパとかはお腹プニプニしてそうですよね(機動10)あと岩融とたぬきと蜻蛉は巨乳 (2016年1月17日 10時) (
レス) id: 249c7ebf45 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きみかん(プロフ) - みっちゃんのあのお腹が好きです。儚げな筋肉(仮) 純粋な人もいるから言えないけどしrとかあsとかも好きです。（ ＾ω＾ ） (2016年1月17日 6時) (レス) id: a568a735fe (このIDを非表示/違反報告)
ヰの四肢(プロフ) - 蛟さん» 実況者さんが面白すぎるのが悪いんです(逆ギレ) (2015年12月31日 10時) (レス) id: 249c7ebf45 (このIDを非表示/違反報告)
ヰの四肢(プロフ) - 猫好きみかんさん» この先変態じみた銃をモデルにした物も出していきたいなぁって思ってますんで楽しみにしててください (2015年12月31日 10時) (レス) id: 249c7ebf45 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きみかん(プロフ) - カッケー･･･(゜Д゜) 私も銃好きなのでこういう小説凄く面白いです('ω') 更新頑張って下さいﾌｧｲﾃｨﾝ( ´∀`)b (2015年12月31日 10時) (レス) id: a568a735fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヰの四肢 | 作成日時：2015年12月20日 23時
