episode7 ページ8
辰哉side
はじまりは、ラウの一言だった
ラ「あー！ひんかんへん！」
目「こら、もぐもぐしたままお喋りしないよ、っていつも言ってるだろ」
康二と一緒に蓮の家にお邪魔して、みんなで晩御飯
ラウがさっきからテレビに夢中になっちゃって何度も箸が止まるから、
何度も「テレビ消すぞ」って注意されていたんだけど、
今度はテレビに映った新幹線をみて、大声で叫ぶ
案の定蓮に叱られてたけど(笑)
ラウが口の中のものを飲み込んだのを確認して、声を掛ける
深「ラウ、新幹線だったねぇ」
ラ「うん！しんかんせん、かっこいいな〜ラウものりたい！」
康「ラウ、新幹線乗ったことないんや？」
ラ「ないよぉ、こうじくんはあるのっ？」
康「俺はいつも実家…いや、お母さんのとこ帰る時はいつも新幹線乗ってくで？」
深「俺も大体新幹線で帰ることが多いかなー、家帰る時は」
ラ「いいないいな〜、ねえ、れんくーん」
あからさまに、面倒くさいことになったって顔をする蓮
…いや、蓮の名誉のために言うと蓮だってラウのこと新幹線乗せてどこか連れて行ってやりたいとは思ってると思うのよ
ラウのこと本当に可愛がってるしね、そんなラウの喜んだ顔、見たいに決まってる
けど、相変わらず忙しそうな蓮
体調はすっかり良くなったみたいだけど、でもやっぱり相変わらず大学の課題に追われていて、
ラウのお世話にも追われている
もちろん、以前よりも俺たちで２人のサポートはしているけれどそれにも限界はあるし
近場に遊びに行くならともかく、新幹線乗って遠出するっていう余裕は無さそうだな
深「…よしラウ、来週辰哉くんと一緒に新幹線乗ってお出かけしようか！」
ラ「…えーっ！！！ほんとう！？」
目「ちょ、辰哉くん！」
深「地元に用事あってさ、ちょうど来週あたり帰省しようと思ってたんだよね。ラウにとっても地元だしさ、ほら、俺の母ちゃんも喜ぶし…１泊で帰ってくるから、ちょっとラウのこと借りてもいいか？責任もって面倒みるからさ」
目「えー…なんか申し訳ない…いいの？ラウ、我儘するかも」
ラ「ラウ、わがまましない！ちゃんといいこにするから！いいでしょ？」
もう新幹線のことしか考えられないラウは、蓮にお願い攻撃
行先は俺の実家だし、俺の母ちゃんもいるなら尚安心ということで、
意外とあっさりＯＫが出て、ラウは喜びの雄たけびをあげて、
また蓮に叱られていた(笑)
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白桃(プロフ) - mh69kpさん» コメントありがとうございます！突然別アカウントに移行してしまい、ご迷惑おかけしました…また読みにきていただけて嬉しいです！引き続きよろしくお願いします。 (2021年2月7日 21時) (
レス) id: 3b5d2cd1e2 (このIDを非表示/違反報告)
mh69kp(プロフ) - 前のアカウントのときから、きゃらめるみるく楽しく読ませていただいてました！更新再開嬉しいです！ありがとうございます♪♪ (2021年2月7日 20時) (レス) id: 49b619a086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桃 | 作成日時：2021年2月6日 22時
