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蓮side
カフェに到着してカウンターの席に座ったのと、康二が到着したのはほぼ同時だった
なんだか一人でこの気持ちを消化できそうになくて、事情を知ってくれている康二と岩本くんに話を聞いてほしくて
ラウは相変わらず元気がなくて、俺の膝に座って俯いて足をプラプラさせてる
目「ごめん、康二」
康「謝らんといて？少しでもめめの力になれるなら嬉しいよ？」
照「…はい、こっちが目黒で、こっちがラウね」
ラ「…にこちゃん…」
いつものキャラメルラテに、今日はにっこり笑顔のラテアートが描かれている
それを見たラウがやっと笑顔を見せてくれて、少しホッとする
俺のは、
目「え、俺…」
照「胃に優しいものの方がいいと思って」
目「…？」
照「痛むんでしょ？ずっと摩ってる」
岩本くんに指摘されて、無意識に胃を摩っていたことに気づく
ほんのりと甘いホットミルクを啜ると、優しい味がした
康「あ、やっぱりめめ体調良くないんやろ？最近学食でもうどんばっかりやし…」
ラ「れんくん、いたいの？」
目「…大丈夫だよ、心配かけてごめんな？」
ラ「んーん…」
振り返って、小さな手で一生懸命俺のお腹を撫でるラウが愛おしくて、またぎゅっと抱きしめる
目「ありがとな？ラウに撫でてもらったら痛くなくなったよ」
ラ「ほんと？ほんとにほんと？」
目「本当だよ」
そう言うと、少し安心したようにまたキャラメルミルクをひとくち
目「…ラウ、保育園で悲しいことあったのか？」
聞くと、また俯いてしまったラウ
無理に聞き出すこともしたくないから、膝の上に乗せたまま、安心するように太ももをとんとんしてやる
暫く黙ったままだったけれど、ポツポツと話し出した
ラ「あのね、ゆうきくんが…もう、ラウとあそばない、って…」
“ゆうきくん”は、あの日俺のことを色々と話していたお母さんの子だ
あの話を聞いて以来、こんなことになるかもと覚悟はしていたけれど、
実際に起こるとどうして良いか分からない
なんで？
俺が何をした？ラウが何をした？
悔しくて、悲しくて、けど、何も出来なくて、
やっぱり俺がまだ未熟な子供だからなのだろうか
姉ちゃん…俺、どうしたらいいのかな…
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白桃(プロフ) - mh69kpさん» コメントありがとうございます！突然別アカウントに移行してしまい、ご迷惑おかけしました…また読みにきていただけて嬉しいです！引き続きよろしくお願いします。 (2021年2月7日 21時) (
レス) id: 3b5d2cd1e2 (このIDを非表示/違反報告)
mh69kp(プロフ) - 前のアカウントのときから、きゃらめるみるく楽しく読ませていただいてました！更新再開嬉しいです！ありがとうございます♪♪ (2021年2月7日 20時) (レス) id: 49b619a086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桃 | 作成日時：2021年2月6日 22時
