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照side
保育園に到着すると、ラウールは帽子を被ってカバンを肩から下げて準備万端で玄関で待ち構えていた
俺が迎えに来ることを既に佐久間から聞いていたのか、驚く様子もない
泣かれる覚悟で行ったので、なんだか拍子抜け
ラ「いわもとくん！はやくかえろ！」
照「お、おお…」
ラウールの様子に驚いて、パタパタと小走りでやって来た佐久間に視線を送る
佐「めめの様子、どう？朝、あんまり顔色良くなかったから気になってたんだ…休憩時間にスマホ見てびっくりしたよ〜」
照「阿部が今看ててくれてて、落ち着いてる」
佐「そっか…お大事に、って伝えておいて」
照「了解」
ラ「れんくん、おねつなんだよね？はやくかえらないと！！」
目眩、とか貧血、って言ってもラウはよく分からないだろうということで、
お熱、ってことにしてるらしい
俺が佐久間とまだ話してるのもお構いなしで、ぐいぐいと俺の手を引っ張り保育園の外に出ようとするラウ
照「よっし、ラウ、早く帰ろう」
ラウを抱き上げて、元来た道を引き返す
抱っこして帰るなんて甘い気がするけど、今日は特別
少しでも早く目黒に会わせてやらねえとな
…それにしても、しっかりと佐久間が伝えてくれていたのと、以前に目黒がラウとちゃんと話してくれていたおかげで
代わりの人間がお迎えに行っても不安がることもなく安心
ラ「ねー、れんくん、だいじょぶ？」
照「ん？大丈夫、いっぱいねんねしたら元気になるから、な？」
ラ「ほんとにほんと？」
照「本当に本当、ほら、そんな顔すんなってー。ラウが笑ってるほうが、目黒も嬉しいよ？」
ラ「ん、分かった」
照「よーし、いい子」
ラウを連れて帰るともう舘さんが到着していて、家に入るとふんわりと出汁のいい香りが漂ってきた
…ていうか、平均より大きめの５歳児抱き上げたまま保育園から歩いてきたらさすがにきついわ(笑)
今日はもう、トレーニングしなくていいかも
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白桃(プロフ) - mh69kpさん» コメントありがとうございます！突然別アカウントに移行してしまい、ご迷惑おかけしました…また読みにきていただけて嬉しいです！引き続きよろしくお願いします。 (2021年2月7日 21時) (
レス) id: 3b5d2cd1e2 (このIDを非表示/違反報告)
mh69kp(プロフ) - 前のアカウントのときから、きゃらめるみるく楽しく読ませていただいてました！更新再開嬉しいです！ありがとうございます♪♪ (2021年2月7日 20時) (レス) id: 49b619a086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桃 | 作成日時：2021年2月6日 22時
