【sha】ポメラニアンは今日も彼女に構って貰えない様です【wrwrd】【軍パロ】 (ページ8)

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君に近づく7歩目ページ8

いつも通り訓練場に足を運んでいる途中、Aとショッピ君が銃と言える銃を箱詰めにして運んでいた。
この前手伝えなかったからと、彼女に手を貸すと『じゃあ、これとこれお願いね。』と言われた。
俺はそれらを担いで射撃訓練場へと向かった。

射撃訓練場にて荷物を降ろすと、まず銃の種類の豊富さに驚いた。
拳銃、ライフル、ショットガン、マシンガン…後はなんか色々(
俺が見ただけで分かるのはこれくらいしか無い。
あ、下の層の荷物全部弾薬や。

…ちょっとくらい借りてもええよな？

ライフル一丁と弾薬を数量を手にして、弾丸を込めた。
そして、50m程離れた一番近い的に向けてスコープを覗いて打った。

…的には当たったものの、真ん中から数cmずれてしまった。

「……ありゃ？」

スコープ覗いて？一番近い的で？真ん中外す？
エイムガバガバ過ぎるやろ俺。
やっぱ武器はシャベルに限るわ(

すると、後ろから笑い声が二つ聞こえた。
振り返るとそこには、腹に手を当てて笑っているショッピ君と、片手を口元に持っていき笑いを抑えているAがいた。

「……いつからいたん？」

「『シャオロンさん/君が、ライフルを手にした辺りから』」

…成る程、つまり見られたくなかった所はバッチリ見られてたと。

「…っ別に、俺は近接一択やから銃扱えんくともええし！？そこまで笑うんやったら手本見せてくれや！」

『ええ、良いわよ。』

とAは言い、俺が持っていたライフルを抜き取り弾丸の確認をした。

『…8発ね。』

…彼女が構えた数秒後には一番遠い2.5km先から八つの的に、穴を開けていた。

一つ一つをモニターで確認。うん、全部ど真ん中打ち抜いてる。

「Aさんは軍の中で独立トップを維持するスナイパーなんすよ？そんな人が近接メインの人に負ける訳ないじゃないですか。」

『いや、それはしょうがないよ。誰にでも得意不得意はあるんだから。』

こんな状況でも慰めてくれるAまじ天使。聖母かよ。

『私の銃あげるから、ピストルだけでも上手くならないと駄目だよ？
この世界ではいつ死んでしまうかのか分からないのだから。』

と、Aは拳銃を俺に向けて言った。

そのままAは『バーン。』と言い拳銃を渡して、訓練場から消えてった。

…あれは流石に反則や。可愛すぎる。

「俺のハート撃ち抜かれましたわ…」

と、顔を真っ赤にするシャオロンに

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と思うショッピ君であった。