今日もモブはモブらしく、ヒロインルートを外れます〔続〕

噂のチンピラ警察 ページ2

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知らないの一点張りをしたところで相手も引く気は無いらしく。



「白々しい。ヤツを匿ってた情報もその裏も取れてる。これ以上言い訳を続けたところで見苦しいだけだぞ。」

「...だから授業を手伝ってもらっていただけでいま何処にいるかなんて...あなたたちが捕まえられなかった尻ぬぐいをどうして私が....。」




強い口調に煽られこちらもヒートアップ。気付けば鬼が鬼の形相をより一層鬼にして。癪に障ったのか、鬼は今抜かんとばかりに刀をちらつかせる。



「俺たちが桂を逃したのが悪いと...桂に逃げられたのが悪いとお前さんはそう言いたいのか...?」

「ご、誤解です!さっきのは言葉の綾というかなんというか...。」

「土方さん、もうこの生意気なアマ斬ってこの件は終わりにしやしょう。俺この後ドラマの再放送見なきゃなんで。」



一時の感情のせいで、話はあらぬ方向へ。
一触即発な副長に、斬って終わらせようとする一番隊隊長。それをギリギリのところで止めてくれる局長。...チンピラ警察なんてよく言ったものだ。


いつまで経っても埒が明かないし、次下手に口を開けば殺されかねない状況下。
私が頭をフル稼働させ出した答え。




それは....




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