逆転遊郭〔 逆ハー 〕 ページ7
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城下から遠く離れた山中。
木々に隠されるよう佇むのは、賑わう一つの花街。
提灯が妖艶に灯る街に、豪華絢爛な着物に身を包む奇麗な男たち。彼らは客を格子の奥へと誘い込むよう甘い言葉を並べた。
男遊郭、世間は逆転吉原とも呼ぶ。
それはまるで別世界に放り込まれたかのよう。
女性の社会進出が瞬く間に進んだ今、こういった娯楽目的の施設が増えるのも無理ない。
風紀を守るためにも、こうして私たち警察が見回るのだけれど...まさか私の配属が決まるなんて。
「こんばんは。大江戸警察署の者です。お姉さんたち少しお時間＿＿」
見世の前で2人の傾城と話す女性客たち。どこか違和感を感じ警察手帳を向け話しかければ、話し終える前にそそくさと離れていく。やはり未成年のようだ。
こんなことばかり。江戸の中心でバリバリと凶悪犯罪を一刀両断するつもりでいたのに、未成年への年確と悪質客引きへの取り締まりや迷惑客への対応ばかり。それでも必要とされてここにいるのだからとは思うけど...
「あーらら、行っちまった。」
「せっかく頭空っぽそうな子捕まえたとおもったのに。」
栗色の髪と赤毛の三つ編みの遊男たちは、その他と比にならない程の美形。それぞれ無表情と笑顔を崩さないけれど、整っているからこそ故の圧もあるだなんて見惚れていれば、三つ編みの遊男にひょいと警察手帳を取られてしまう。
「ふーん、Aちゃんって言うんだ。可愛らしいおまわりさんが来たって舞い上がってみればこんなマニュアル人間だったなんて。ねぇ？総悟。」
「ｯ...風営法違反になるところでしたよ。感謝されこそすれっ...ﾝッ...恨まれるっ...筋合いは...ッありません...!ちょっと返してください！」
手帳をギリギリ届かない高さまで上げられ、不覚にも何度かぴょんぴょんと飛ばされる羽目にも。やっと取り返したのも束の間。気づけば見世の壁際へと寄せられていた。
「じゃあたっぷりとお礼しねェとな。...奥深く、気持ちいいところまで。」
総悟と呼ばれる遊男が、息がかかる距離でそんな言葉を耳に落とすから、首から頬、そして耳まで熱が上がる感覚がする。
「反応いいな、アンタ。」
「そうやって大人しくしてれば可愛いのにね。」
壁と2人の間に挟まれ、へたへたとした力でその胸板を叩いても、びくともせず好きかって言われるだけで。どうしたものかとショート寸前の思考回路を巡らせていると、横から誰かに引っ張り出された。
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七桜(プロフ) - 逆転遊郭設定すごくスキです！長編も見てみたいです、お願いします！！ (11月6日 20時) (
レス) id: cc3432bd01 (このIDを非表示/違反報告)
カスタード(プロフ) - リクエスト失礼します！土方さんで甘々が見てみたいです！もし良ければよろしくお願いします！ (10月2日 19時) (レス) @page9 id: 4a0949a535 (このIDを非表示/違反報告)
あるまじろ - 沖田総悟さんで甘々系がいいです…なんかこう…自分にだけ甘い的な…？おねがいします！ (9月30日 8時) (レス) @page9 id: 535e33a03f (このIDを非表示/違反報告)
レノノア(プロフ) - リクエスト答えて下さり 、 ありがとうございます😭 来週 体育祭なので これを励みに 爆走 出来そうです 🤣 シチュ といい キャラ の使い方といい 最高でした ！ 改めて 本当に ありがとうございます！ (9月6日 21時) (レス) @page6 id: 38b95d43e2 (このIDを非表示/違反報告)
カイリ(プロフ) - リクエスト失礼します🙇♀️万斉さんで添い寝してくれるお話をお願いします🙏💕甘々だと嬉しいです！ (9月6日 1時) (レス) id: 44bcc337d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：□白澤□ | 作成日時：2023年8月7日 16時
