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初めて互いを感じたあの日以来、私たちは毎日肌を重ねた。
何をしていても、どこにいても。呼吸をするように繋がった。
上擦った声とﾍﾞｯﾄﾞの軋む音が部屋中に響き、
顔の横に置かれていたその大きな手を頬に添え小さく笑う。
「私ね、この間、ｯﾝ...初めて生理が..来たの..」
「もう...ｯエレンとの子供...作れちゃう身体なんだよ」
凛々しく整ったその顔が、何歳も下の少女から与えられる快楽で苦しそうに歪むその声がひどく堪らない。
しかしその直後に呟いた声は、
あのいつもの強請る甘いものではなかった。
「調子に乗んなよ...孕.ませる絶対に孕.ませてやる.....ぐっちゃぐちゃに犯.して...もうどこにも行けない...、」
「...俺から逃げられない身体にしてやるからな..」
まるで獲物を屠る狩人。
そしてその瞬間、全身を掛けた何かが自覚させた。
もう私を満たせるのは彼だけだという事実を
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Aは普通の子だから
普通って?
私たちの関係は普通じゃないの?
この感情は普通じゃないの?
まだ未熟な私には理解らない。
けれど、
「...いつか、貴方と私だけで。この狭い壁の中を飛び出して、」
「誰も知らない、外の世界に行こうね」
そう私の言葉を聞くと、夕日に照らされた彼がにっこりと微笑み繋いでくるその手が温かいことだけはわかるから。
「約束ですよ、兵長」
大きな山に日は隠れ、
ー 彼を見たのもこれが最後だった
花緑青がゆれる
□［花緑青がゆれる］のお試し短編はここまでです
□評判良かったらもっと濃い内容で激しくラストまで書きます
□是非コメントもしくは♡で教えてください！
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作者名：□白澤□ | 作成日時：2022年3月30日 23時
