雨宿り〔 沖田総悟 〕レミ様ﾘｸ ページ6
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「 ﾁｯ.. 降ってきやがった 」
柄にもないことはするもんじゃない
大方この雨も、俺みたいなのが珍しく見廻りをしたからだろう
灰色が包む街
ひとまず近くにあった神社に駆け込んだ
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「 なにしてんだ 」
「 A 」
「 あっ、沖田くん 」
境内駆け込めば、本殿の下で雨宿りをしている見慣れた女
「 お参りしてたら雨降ってきちゃって 」
「 でもいいよね」
「 濡れた草の匂いとか、雨の音とか 。」
そう笑顔を向けた
こいつは真選組結成時から屯所近くに店を構える定食屋の娘
歳が近いからと何かと突っかかってくる気に食わねぇやつだ
「 雨のどこがいいんだか 」
「 子供にはまだわかんないよ 」
「 てめぇ、後で泣かすからな 」
冷たくあしらわれても楽しそうに笑いながらハンカチを渡してくる女
拭けば拭くほどハンカチから移る、そいつの匂い
意識した途端、止まってしまう自分の手
...気に食わねｪ
「 この時間帯だと、これからお昼休憩でしょ? 」
「 いっしょに帰ろ 」
そう呑気に言う女は、傘を差したまま俺が入るのを待っていると言わんばかりに見詰める
「 お前と歩くなんて嫌でｨ 」
「 いつ止むかわからないのにずっと待ってる気 ?」
一理ある..と言葉がつっかえる俺を見て、ｸｽﾘと笑えば
「 ほら 」
そう言って手を引っ張るんだ
.
.
雨が降り続く街
そのせいか人通りも少ない
「 ___それでね、近藤さんったらそのままお妙ちゃん追いかけていっちゃうの 」
楽しげに話す横顔を見つめれば、不思議そうに見上げてくる
「 ... 他の男にもしてんのかよ 」
「 近藤さんがお妙ちゃんに殴られた話..? 」
「 ちげーよ 」
わざとらしくため息を吐けば、
「 ..相合傘なんて沖田くんとしかやらないよ 」
「 ｯ.. 」
思わず驚いた表情をしてしまえば、してやったような悪戯っぽい顔をする
やっぱり生意気だ。
「 あっ、噂をすればなんとやらってやつだ 」
Aは、お構い無しに屯所から出てきた近藤さんに手を振る
「 雨も上がった___ｯ..!?」
閉じかけようとするその手を止め
傘で2人の姿を隠せば、
余裕ぶったその笑顔を覗き込むように
唇を軽く重ねた
「 ざまぁみやがれ」
傘の中、真っ赤になって固まるA
霧は晴れ、
雨なんてすっかり上がったというのに。
_雨宿り〔沖田総悟の場合〕END_
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綾葉メグ(プロフ) - リクエスト聞いて頂きありがとうございます！！高杉ならきっとこういう風に夢主を密かに思ってそうです！ (2019年12月29日 17時) (
レス) id: 2cd78e4a1d (このIDを非表示/違反報告)
氷華 - 次回がありましたら、神威君の激裏を、お願いします！ (2019年12月25日 11時) (レス) id: e5c89771f4 (このIDを非表示/違反報告)
ハーレクイン(プロフ) - うわぁぁぁ山崎ありがとうございます！！！！超絶ドストライクです！！！！！！好きです！！！！！ (2019年9月24日 23時) (レス) id: 6e522d86ed (このIDを非表示/違反報告)
山崎照葉【受験生】(プロフ) - あぁぁぁぁ、山崎最高です！！！ツイッターフォローさせていただきました！！ (2019年9月16日 23時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
はな - とてもおもしろいです！これからも頑張ってください！ (2019年9月2日 15時) (レス) id: 9b6d5a625d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：□白澤□ | 作成日時：2019年8月15日 14時
