ドS王子 と 方程式 ページ1
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澄んだ青空。
街は行き交う人々で賑わう。
江戸に来て半年。
夜兎族と地球人との間に生まれた私は、
どういうわけか、白に近い金の髪に、エメラルドグリーンの瞳。
その珍しさと実力を気に入ってくれた警察庁長官の松平片栗虎さんが、行く宛のない私を真選組に連れてきてくれた。
実力を見込んでくれた近藤さんから２番隊隊長を任され、私の１日は江戸の様子を見回るところから始まる。
...のだが、今日はそういかないらしい。
「盛々様ー 、どこにいらっしゃるのですかー」
徳川盛々様。
将軍、徳川茂茂様の甥。
そんなお方が今朝、城を飛び出してしまったらしい。
俗に言う�牴判亅瓩覆里世蹐Δ韻�
その幼い年齢と身分ときて、幕府は大騒ぎ。
そこで真選組が捜索係に借り出されたというわけ。
そもそも私、お顔みたことないし..
写真くらい見せてくれたっていいのに「オーラで見分けろぉ」なんて松平さん適当なこと言うし..
だれか隊士と一緒に探せばよかった。
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探し人の情報が少ない私は、目を光らせながら歩く。
この通りにはいないk..
『ﾌﾞｯ..!!』
周りにばかり気を取られていたからなのか、
だれかの背中に顔面が激突する。
『ごめんなさ』
「 なんでｨ 、お前かよ 」
こっちのセリフなんですけど..
見知った顔で、少しだけ眉間にシワが寄る。
『沖田くんですか..』
この人は、沖田総悟くん。
最年少ながら真選組１番隊の隊長を務めている。
その剣術と調教力、そしてこの容姿。
街の女子はもちろん、真選組の隊士達からも人気の彼ですが、
「 なに散歩してんですかｨ ゆきさん、真面目に働けよ」
『 あんたが言うな 』
火に油を注ぐようなことしか言わない沖田くんが、なぜ人気なのか..
『盛々様探してくださいよ』
「すいやせんねー、先約がいるんで」
沖田くんの後ろへと視線を向ければ、可愛いらしい着物を着た女の子。
『おいお前』と目で促せば、なぜか血走ったドヤ顔を見せてくる。
「綺麗な着物でしょう？お前とは違って 」
お前も私と同じ制服だろーが!!と言いたいところですが、
その女の子は嬉しそうに頬を赤らめるものだから、急いで言葉を飲み込む。
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�� 沖田くんの側には、いつも違う女の子がいる��
そんな方程式は、いつからか見慣れてしまっていた。
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ゆうか - なんか終わっちゃった感じですかね？でも面白かったです！ (2019年3月25日 23時) (
レス) id: e9f436c148 (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新はまだですか！？ 楽しみに待ってます！ (2017年9月8日 15時) (レス) id: 548bac4832 (このIDを非表示/違反報告)
はねスライム - チャラ男の沖田くん…続きが気になります！頑張って下さい(o≧▽゜)o (2017年8月28日 13時) (レス) id: 307d223fb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：□白澤□ | 作成日時：2017年8月4日 16時
