▽.風邪 byサンジ 【やなピョン様リク】 ページ2
- ASide -
みんなが部屋に運んでくれてから、どれくらいの時間が経ったのだろうか...
遠くからルフィ達の遊び声が微かに聞こえるだけで、自分の心臓の音が体中に響き渡っている。
「Aちゃん、お粥持ってきたぜ」
ゆっくり部屋の戸を開けて入ってきたのは、心配そうな表情のサンジ君。
『あ、ありがとう..サンジくん..』
『でも..食欲なくて...』
「食わねぇと熱下がらねーよ?」
「なんなら口移しでもいいけd『じ、自分で食べます!!』」
「冗談冗談」と意地悪な顔で笑うサンジくんは、
レンゲですくったお粥に、優しく息を吹きかける。
「...ん、こんぐらいかな」
「ほら、あーん」
『..ちょっと..面白がってるでしょ..』
「それは心外だな、ちゃんと真面目にやってるだろ?介護」
「...いや、介護と言うより子守か」
『またそうやって子供扱いして「口移しがいいか?」食べます』
ほぼ強制的にお粥を食べさせられ、最後には「よくできましたー」なんて言うサンジ君。
すぐ子供扱いする。
私達は付き合って結構な月日が経つけれど、「ガキには手出さねぇ」とか言って
キスすらしてくれないサンジ君。
「ちょっと熱上がったか?」
『..サンジ君の手...冷たくて..気持ちいい』
額に当てられたサンジ君の手は、
大きくてゴツゴツしてて、
キスはしてくれないけど、いつもこの手で優しく頭を撫でてくれる。
なんだかんだ言って時間がある時は付きっきりで看病してくれるサンジ君。
「タオル取ってくるわ」
『サンジ君...ちゃんと寝てる...?』
『私のことはいいから、休んでね..?』
「心配すんな。子守は俺の趣味だから」
そうやってすぐ甘やかして...ズルいよサンジ君..
『だ、だからそうやっt...?!』
「うるさい口は...これか?」
そう言ってサンジ君は、
静かに唇を重ねてきた。
「好きな子の近くにいられるなら、睡眠なんていらねーよ」
優しく微笑むサンジ君。
『ちょっ...!!風邪うつっちゃうって..!!!』
「移せるもんなら移してみな」
そう言ってまた、サンジ君は顔を近付けてきた。
優しいリップ音が部屋中に響く。
心臓の音とサンジ君の低い声が
私の体中を掻き乱す。
少しずつ上がる心拍数は、
誰のせいですか______?
-END-
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むく(プロフ) - 更新待ってます (2019年8月2日 21時) (
レス) id: 3bb4d6b7d5 (このIDを非表示/違反報告)
ジョジョ - リクエストさせて頂いてもよろしいですか！ローと風呂でばったり…的な感じで、ちょいエロぐらいのが見たいです！お願いできますか…？？ (2017年1月5日 17時) (レス) id: 3bfb8a8a35 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - リクお願いします！夢主ちゃんが風邪のゾロバージョンも見たいです！すごく面白いです！ (2017年1月2日 23時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
□白澤□(プロフ) - ナノさん» リクエスト承りました!! (2016年12月30日 23時) (レス) id: 4da5da3454 (このIDを非表示/違反報告)
ナノ - リクいいですか!?主ちゃんが体がそのまま心は子供…ゾロの逆バージョン がみたいです!!突然のリク申し訳ありません。面白いです！ (2016年12月29日 16時) (レス) id: 19aa5f5522 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白澤 | 作成日時：2016年12月26日 14時
