【鬼滅の刃】処刑までの2週間

束の間のひと時 ページ5

朝餉の支度が整った頃、
暁が蒼夜を伴って部屋に入ってきた。









「おはようございます！師範。」


『おはようございます、蒼夜。朝餉をいただきましょう。』


「鏡花、後半刻ホドデ出ルベキダ」


『わかりました。』





それぞれいつもと変わらない席に着き、手を合わせる。





「今日は柱合会議でしたっけ？」


『その通りです。』


「柱の方々ってほんと何なんですか！
師範の事を何も理解してないのに好き勝手言って!!
特にあの須楽とかいう奴。俺を見ると擦り寄ってきて
……極めて不快です！」


『気持ちはわかりますが柱であることには変わりありません。
それ相応の敬意をはらわなければなりませんよ。』





蒼夜は不愉快そうに眉を顰めたかと思うと、不安気な様子へと表情を変えた。





「師範…けど最近益々噂も酷くなっていますよね…
あの、大丈夫ですか…?師範が処罰されたりとかは…」


『されたらされたで、
所詮私はその程度だったということですよ
私の弟子達には被害が及ばない様、
御屋様には進言致しますが』


「師範は、どうなさるおつもりで...?」







緩やかな風が吹いた。







『さあ…??どうしましょうかね…
元々幼き時に死ぬはずだった身ですので…
迷惑をかけなければ正直何でも良いのですよ。








柱をやめさせられても


鬼殺隊を除籍されたとしても









-









………死.んだとしても』









まるで何かを予感させるかのように…





ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


鬼滅キャラが全然出てこなくてごめんなさい…

次の話には出てきます!(多分恐らく←)

無為無聊の道すがら→←不祥の兆し

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