第2話 見開き ページ3
そのまま意識を失った僕は…いったいどうした？
死亡したのかどうかすらも分からずにうっすらと目を開ける
ぱぁあ、と桜が舞って、何処かもわからず其処を見渡す
「よし、白山吉光...って、はあ？何だァ、此奴の外見は…」
そう言って気味悪がる目でこちらを見てくる
ああ、いつもの、いつもの自分に向けられる目だ
【白山吉光】その単語を聞いて口から勝手に声が出る
『わたくしは、白山吉光。吉光のきたえた、つるぎ、です。嫁入り道具であり、冥福を祈るものでもあります。どうかよろしくおねがいします』
知らない単語がペラペラと出てくる、これは一体なんだ?
知らない、知らない、何もかもが分からない
「はぁぁぁぁ…折角来たと思ったら「出来損ない」か…」
「おい一期、此奴を連れていけ」
初対面で出来損ない扱いをされる、そんなにも見にくい姿をしているのだろうかと思うかもしれないが
確かにボロボロで傷だらけ、痣も隠していない状態だ
仕方ないといえば仕方ないのだろう
「…了解いたしました」
一期、と呼ばれた人間がそれに応じる
その言葉を聞いてから、あの男はこの部屋から出て行った
それを見送り、一期と呼ばれた男性は僕の腕を取って言う
「…ごめんね、白山」
何に対して謝っているのかわからないが、何か薄気味悪い物を感じた
――――――――――
やっと本編突入ですね、因みにこの小説を書いている時
作者のメンタルはめためたになっておりまともなもんが描けなくなっております
なので色々とご都合交じりだったりするの!!!許してね!!!病んでるのもね!!!
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作者名：たらこ | 作成日時：2022年4月13日 0時
