平凡に終わりを告げられる (ページ6)

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SC「あの、さっきテンヒョンが言ったように新しいマネージャーを探してるんです。実は今日もマネージャー居なくて結構困ってて…」

「そうなんだ…でも私もアイスホッケーのルールよく分かんないし、マネージャーなんか務まるかな？」

SC「ルールなんて分からなくても大丈夫です。それにテンヒョンの紹介なら信頼できます！」

そんな期待を込めた瞳で見つめられると、

かわいくて頬が緩んじゃう。
バレないように手で覆って唇を噛んだ。
アイスホッケーサークルのマネージャーなんて考えたことないし、他の誰かに頼まれても絶対引き受けないけど、目の前にいるのはチョンソンチャン…。
私も普通のミーハー女子。イケメンに弱い。

「じゃ、じゃあちょっと考えてみよっかな…」

SC「ほんとですか？良かった！あ、名前聞いてもいいですか？」

「あ、2回生映像学科Aと言います」

SC「1回生観光学科チョンソンチャンです。よろしくお願いします。時間ないのでみんなのとこ戻りますけど、マネージャー前向きに検討してくださいね！」

にこっと笑って颯爽と消えてしまったソンチャン。妖精かな…。氷上の妖精だ。

まさかソンチャンと話すことになるなんて夢にも思わなかったけど、テンオッパのおかげで名前まで覚えてもらっちゃった。
今度アイスくらいは奢ってあげよ。

…
…
…

HC「ソンチャナ。随分とよそ行きの顔でしたけど？ぷふっ」

SC「なに、ヘチャンヒョン見てたの？」

HC「だってーあの子かわいいじゃん！テンヒョンの彼女説やっぱ本当っぽい？」

SC「いや、そんな感じじゃない気がするけど」

HC「それ、ただのソンチャンの願望じゃね？」

SC「だからそんなんじゃないって」

HC「甘酸っぺー！ジェノー！俺らの知らない間にソンチャンが青春をしている！」

SC「小学生かよ…」