あ「うさぎの鳴き声って何?」鬼「…なんでしょうね」白「ぴょん」あ「違うと思うけど可愛いからいいや」 ページ15
朝目が覚めると、目の前には、鬼灯の顔。
「……鬼灯」
試しに声をかけてみるが、やっぱり熟睡してるのか反応は無し。
「おい、俺起きれないんだけど」
起こすのは怖いが、俺が起きれないのは困る。
「起きないと大王呼ぶぞ」
「おはようございます」
「起きてたんじゃねぇかよ」
「はい、あなたが起きる前からずっと」
「じゃあ離せよな!?」
「あぁ、すみません。嫌でしたか」
「嫌じゃないけど起きれなかったらどうしようかと思っ…、…まだ眠いのか…??」
俺の言葉を遮るようにして、鬼灯は目を瞑り俺を強く抱きしめた。
「いえ、充電を…」
「…へぇ、そう…?」
何の充電なのかはわからなかったし聞く気もなかったし聞かずにそのままでいたら、数分したら離して、起き上がった。
「さて、あなたも早く準備してくださいね?」
「……ちょっと白澤のとこ行ってくる!!」
俺は、鬼灯が着せやがった服を着たまま、極楽満月へと向かった。
「あ、桃タロー君おはよ!!白澤居る!?」
「…え?Aさん…?あ、白澤様ならいますが、今まだ寝てるかと…」
「了解!」
そのまま白澤の部屋に突撃すると、白澤はベッドに上半身起こして座っている状態だった。
「おはよう白澤!俺うさぎになったからここで働かせてくれ!」
「…おはよう、……何その格好?」
「鬼灯に着せられたやつ!」
白澤は、何か閃いたかのような顔をし、そのまま携帯を取り出した。
「A、はいチーズ」
俺が笑顔でピースすると、カシャ、と音が鳴り、写真を撮られたことがわかった。
「いい顔ありがとね〜」
ニヤニヤと笑いながら素早く何か打ち、携帯を閉じた。
「白澤に撮られるかと思うとつい…!」
「面白いしとっておくよ」
「待ち受けにしてもいいんだぞ」
「いやそれはちょっと考えさせて…」
とりあえず戻りな?とやんわりと帰れと言われた俺は上機嫌で帰り、途中に牛頭さんと馬頭さんに可愛いわね、と褒められた。
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白陽 - あっ、気にしないで下さい (2014年5月26日 22時) (レス) id: 738094e02b (このIDを非表示/違反報告)
白陽 - なかなか面白いかったですが、中国語の方はちょっと微妙かと思いますねぇ... (2014年5月26日 22時) (レス) id: 738094e02b (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - いのりさん» 嫉妬する鬼灯様ぎゃんかわですよね← ありがとうございます!ご期待にそえるよう頑張ります~! (2014年5月13日 23時) (レス) id: 8caf42b381 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - 鬼灯がかわいいよぉ 更新頑張ってください! (2014年5月13日 23時) (レス) id: d51efa6477 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - ぴのさん» あざますwwwさっき更新した話が個人的にお気に入りwずっと書きたかったネタだしw (2014年5月13日 21時) (レス) id: 8caf42b381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱるむ | 作成日時:2014年3月8日 0時