警察署３−６ ページ16
A「話を戻そうよ｡元々呪術師の神代家の由佳が
ひとりかくれんぼという呪術をしたらどうなると思う?」
霧崎「普通のひとりかくれんぼより強力なモノになるんだな」
A「そういうこと」
氷室「今回の怪異症候群の真相はわかったが…疑問が残るぞ｡
美琴くんは何故今まで何事もなく過ごせたんだ?」
A「私が居たからのもあるけど､姫野家もまた呪術師の家系なのよ」
加賀「そうなのか!?」
A「えぇ｡数百年前､筑紫地方に姫野と呼ばれる一族があったの｡
その一族は有能な呪術師として古来より伝わる家の秘法を
代々受け継いでいたのよ」
A「でも､一括りにはできないの｡主に祈願や疫病封じを
していたのよ｡けど神代家と同じように400年前からそれが途絶えたの」
霧崎「だから先日の菊川市連続発狂事件の時に生き残ったのか」
A「全ては彼女たちの祖先の血が良かれ悪かれ出たのさ」
氷室「…さっき言っていた姫野家と神代家の繋がりは何なんだ?」
A「二つの家系の歴史…似ているとは思わない?」
霧崎「同じ様に秘法を受け継ぎ…そして400年前に全て消えた…」
A「なんで同時に受け継ぐことをやめたと思う?」
氷室「・・・」
A「まぁ､それは最後の怪異のいる場所で分かるわ」
霧崎「君が怪異に対して手加減をしていた理由はなんだ?」
A「美琴にはやるべき事がある…その為に断腸の思いで怪異に
手加減をしていた…そう､呪術の力を蘇させるために…」
氷室「そうだったのか…」
A「でもまだ完全じゃない…美琴には悪いけど…あと二つの怪異に
襲われてもらわなきゃならない…まぁその内の一つは最後の怪異…
怪異症候群だよ」
氷室「それは美琴くんに…伝えるのか?」
A「・・・」
「その必要はありません」
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白狼ラト(プロフ) - 氷狐さん» 初コメありがとうございます！あれが精一杯のボケでしたのでそう言って頂けると嬉しいです！ (2018年4月1日 0時) (
レス) id: cd54c7533b (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - 暗○教室のところ面白かったです! (2018年4月1日 0時) (レス) id: 87e14db833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狼ラト
作成日時：2017年6月30日 20時
