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「おらっ！！どけ！！ちょまおいっやめっあ゛ぁぁぁぁぁぁ！！！！！！」
「ふん、話にならん」
「…ぐぅ」
「ぐぅの音を出すな」
「やっぱりAさん弱いね」
「やめてあげろ香菱、A先輩のライフはもうゼロだ」
魈にぼっこぼこにされて撃沈している俺にグサグサ言ってくる後ろの後輩たち。
こ、こういう頭使ったり後先考えて積み上げるゲームは苦手なんだよ！！！！
「もういいよ…どうせ俺はまともにゲームもできないくそ雑魚ですよ…」
「あ、拗ねた」
「今日のたこ焼きぜってぇワサビ入れてやるからな覚えてろよガキ！！！！！！」
「一個しか変わらないのになんか言ってる」
「しかもそれA先輩も食う確率ある」
「フラグ立ったぞ〜早急に引き抜け〜？？」
ふん、いいもん蛍か空に泣きついてやる。しかしまぁ俺のこのゲームセンス皆無な頭もどうにかしたい所ではある。
まぁゲームできなくても生きていけるし、大丈夫っしょ。
しょもしょもと項垂れながらリビングに戻るとタルと空が言っていた通り七星召喚をやってる。
これデッキ編成から楽しいんだよな、七星召喚だけなら俺は負けない。
「はぁ〜、また相棒の勝ちか…流石相棒」
「タルタリヤにはまだ負けないかな、ってか俺に勝てないなら姉さんにはもっと勝てないよ」
「え？」
「将軍、香菱、純水精霊の召喚物責め」
「…過負荷、感電、蒸発、うーん戦いがいがあるね」
「そこでめげない辺りタルらしいな」
雷か炎の法器の召喚物生成者いるっけな…付着させやすいし探すか。
爆発を2個溜めればぼこぼこにできるパーティーも重宝してる。
こんだけ皆きゃっきゃしてるならもう鍾離呼んじゃおっかな〜。
「もう鍾離呼んでおけ？どうせあいつ今茶しか飲んでねぇと思う」
「うーん言い方」
「だって今日閑雲と下の二人買い物行くって言ってたし実質ぼっちじゃん」
「直ちに呼んで差し上げろ」
「うわ過激派」
過激派が俺に詰め寄ってくるの遠巻きに見つめるのやめて止めて！！！
呼びます呼びますと白旗をあげてみせると満足したのか、ふんと鼻を鳴らして輪に戻っていった。
猫か？猫なのかあいつは…出会った当初はチビでちょ〜可愛かったのに。
いや初めて会ったのは前世だわ2000歳だったわちっとも可愛い歳じゃないわ。
「もしもし〜鍾離過激派がお前を呼んでる」
「過激派？」
「魈の事だってばよ。あと夕飯たこ焼きな！！」
「お前は俺が嫌いなのか？？そうなのか？？」
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作者名：光 | 作成日時：2024年1月22日 22時
