美少女と修学旅行 ページ32
「A、ほらついたわよ！」
「う…無理酔った吐くおんろろろろ」
「やめろ…お前の飛行機酔いもここまでくるとまるで芸のようだな」
「Aちゃん、薬あるけど飲む？」
「おおきにシグウィンちゃま…」
「なんで大阪弁なんだ」
某海の県に美少女到着しました、絶賛乗り物酔いで吐きそうです吐きます。
ナヴィアが荷物を持ってくれて、クロリンデが横で支えてくれてる。
フリーナも一緒だったんだけどナヒーダと一緒に別班に遊びに行った、くそぅ。
俺の班の面子は美少女、手を繋ぐ人、パスタ、マカロン、看護師長、決闘代理人でお送りします。
「公子さんから水貰ってたけど本当に渡す羽目になるなんて…」
「あいつ俺に対して100歩くらい先みてるよ」
「早く飲んで集合するぞ、私はフリーナ様達を呼んでくる」
「ねぇシグウィンこの薬くっっっっっそまじぃんだけどなにこれ」
「うふふ！」
「ねぇこのかわいこちゃん怖すんぎ」
シグウィンおままじそういうとこ〜！でもすっき〜！！
「ナヴィア荷物ありがと〜、持たせてすまぬ」
「これくらいどうってことないわ！無理しちゃだめよ！」
「やだもうこのお嬢様いい子過ぎて浄化される」
かぁ〜！！眩しいぜこのお嬢様！圧倒的陽！
「やっぱり酔ったね、酔い止めちゃんと飲んだのかい？」
「あ、ほらママ来たわよ」
「ママ〜」
「誰がAのママだ、やめろやめろ」
「そうだよね、俺らのママはナヒーダだもんね」
「ねぇ薔薇の会の会長、こいつ捨ててきていいよ」
「やめろこんな美少女どう足搔いてもゴミになれない！！」
「ちなみに分類は？」
「粗大ごみ」
「お金払わないと処分できないごみ選ぶ辺りちょっと愛を感じる」
「愛のハードルが低すぎる」
いいんだよ…放浪者なんてそんなもんだろ…
放浪者はちゃんと鍾離達のグループに入れてもらえたらしい、よかったねおじいちゃんと仲良くやれよ！
あ、ちなみにタルも同じ班らしいですでっかい舌打ちが聞こえてきそう。
「A、体調は大丈夫？何か食べる？」
「さっき放浪者にガム貰ったから大丈夫〜、すぐ回復するよ」
「それはよかった！じゃあゆっくり出発しようじゃないか！」
「とりあえずホテルに荷物置きに行きましょ、あそこよね？」
「あぁ、後は自由行動だからカフェにでも行こう」
やっと酔いが覚めて冷静になったけど、ちょっと気分がしんどい…
「どうしたんだい、A？」
「弟妹が足りない」
「弟妹ロス早すぎる…」
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作者名：光 | 作成日時：2024年1月22日 22時
