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「でも実際お前は偉いよ、沢山悩んじゃう程頑張りたいって思えてるって事じゃん」
「そうなのかな…」
「でも分かるな〜、無意識下で頑張ろうって肩の力入れすぎて疲れるの」
「姉さんでもそんな風に思う事ってあるの？」
「俺の事なんだと思ってんだ…空達のお姉ちゃんちゃんとやれてるかかなり心配してる」
内緒だよ〜？と笑えば空は一瞬ぽかんと驚いた表情になった。
だって俺達前世敵対関係よ？！ここまで好きになってもらうためにどれだけ頑張ったか！！！
ファデュイとアビスと旅人！！！とてもカオスですた…
「お前はお前のペースでいいよ、大丈夫、きちんとできてるから」
「…ほんと？」
「当たり前だろ？いっぱい頑張ってんだ、ちゃんと分かってるし結果もリンボーダンスしながらついてくるから」
「すっごい愉快じゃんやめて？？？」
「今なら俺もコサックダンスしながらついてくるよ」
「軽くホラーだよ」
リンボーダンスじゃないんかい、とツッコミを受けてしまいましたテヘペロ。
でも確かにコサックダンスしながら人が追いかけてくるとかまじのホラーやん吐ける…
「あー、なんか腹減ってきた」
「この時間はまずくない…？」
「夕飯の春雨スープが確か残ってたはず…空も飲むでしょ？」
「〜っ！！！飲む！！」
深夜ってお腹空くよね、隠れて食べるラーメンとか甘い物とか最高過ぎる。
悩みも打ち明けられてスッキリしただろうし、あったかい物食べてゆっくり寝れるだろ。
俺の天命全う完了！！俺の肌は…まぁどうにかなってくれると信じてる！
「なんかいい匂い…ってお兄ちゃん達だけずるい！私も！」
「蛍ダイエットするって言ってなかった？」
「うっ…あ、明日からやる〜」
「良き良き、蛍のは野菜多めにしようね」
「お姉ちゃん好き〜！」
「俺の方が1京倍好き〜！！！」
「せめて使い切れる量で比べて…」
二人でスープを囲んでいると匂いに連れられて蛍も降りてきた。
匂いに釣られる蛍我が妹ながら最高に可愛い寝癖まで可愛い。
そういえば、と気になっていたことを蛍のスープをよそいながら聞く事にした。
「結局空は初回テスト何位だったわけ？蛍は5位って聞いてるけど」
「200人中17位」
「18位以下に謝っておいで…」
やんうちの弟怖すぎ…でも頭良すぎ好き…
「姉さんは？初回テストどうだったの？」
「あー、あんまし覚えてないけど…2位とかだった、と思う」
「あの学校で2位は人外でしょ」
「タルにも言われた」
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作者名：光 | 作成日時：2024年1月22日 22時
