美少女とテスト ページ13
「さぁやって参りました2年生初テスト」
「口より手を動かすといい」
「ごめんなしゃい」
アルハイゼンに正論パンチを食らって反論の余地なく沈んだ。くそぅ。
元教令院書記官がせっせこ高校の勉強してるの前世の人間が見たら卒倒しちゃうね。
「日本人に日本語以外喋らせないで欲しい…」
「わかる…あいあむのっといんぐりっしゅ」
「私は英語じゃないとか当たり前過ぎるでしょ」
「この…登場人物の気持ちを答えなさいって問題なくならないかしら」
「知恵の神にあるまじき発言、ピピー！！」
「不敬」
前世がどこ住みだろうと今は日本人なんだよ！！英語を喋らすな！！
レイラが珍しく沈んだよ、英語苦手だよねクソわかる。夢遊はあかんで。
不敬不敬と俺の頭を軽く小突いてくるセノはちょっとむかつく。
「俺は英語と仲良くしたいのに英語が俺の事嫌いなの！」
「多分逆だよね」
「おティナリ黙りな」
「おティナリ言うな」
セノとティナリのコンボは痛い、俺に炸裂ぐはぁ。
とか言ってる場合じゃないんだよね、英語だけなら余裕で留年。
「カベは？あいつどこいった」
「僕のこと楽して呼ばないでくれよ…」
「あ、お帰りカベ」
「話を聞いてくれ」
「遅かったなカベ」
「アルハイゼンまで？！？！」
カーヴェってマジで急いで呼んだらカベなんだよ、それに身体が壁みたいに薄いし良くね？
ほっせぇんだよな羨ましい。アルハイゼンの文弱がまじで嘘に見える。いや実際嘘。
「せっかくお菓子を差し入れしようと思ったのに」
「ハッピーハッピーハッピー」
「猫ミームやめて…うっ、頭が…」
「あっちなみにAの分はないです」
「処すぞ」
いじめ？いじめですかおぢさん泣きますけど？？人目も憚らず泣き喚きます。
「先日君にお菓子を上げた時の君の反応を覚えているかな？ん？」
「…まいめろだからわかんなぁい」
「ダイエットしてんだよこのカベ！！ってタックルしてきたよね」
「申し訳ございませんでした」
「ダイエットなんてしなくても君は細すぎるのに…この芸術を崩す気か？正気？？」
ぎゃあぎゃあとカーヴェと言い争ってる(？)とカンッ、とペンの音。
振り返ると一番奥に座っている放浪者が俺達を睨んでいる、なんだ、やんのか。
「君達さぁ…」
嫌味飛んでくる確定演出、くっそこのガキ！
「黙って聞いてりゃちぴちぴちゃぱちゃぱ…」
「どぅびどぅびだばだば？」
「続くな」
「収集つかないって」
えなんかごめん
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作者名：光 | 作成日時：2024年1月22日 22時
