赤が絆される ページ48
「クソ課長め、死んだおばあちゃんがご飯作っておもてなしされる夢でも見ればいいのに。」
何を隠そう、私は社会人。ただ赤井秀一氏や安室透氏、コナンくんやジン、シャロンさん…etc.に振り回されているだけではない。
「ハロの為に休んで何が悪いんだ…」
大幅な休み、所謂有給休暇を存分に使い、ハロの為に時間を費やした。
それはそれで私の勝手だと言うのに…
「んもうっ！！」
電柱に拳をぶつけるも、やはり私の方が痛い。
見覚えのある白い車が私の真横で止まると、窓が空いて見覚えのある色黒の男がくすくすと笑っていた。
「可愛らしい怒り方ですね。Aさん」
「スーツ姿なんて初めて見た気がします。それよりなんです、今苛立ってしょうがないので、安室透氏の相手をしている暇は……」
ない。
そう言おうとした時、車から黒髪メガネが降りてきた。
「すみません。助手席にどうぞ。」
……誰だお前。
「安室透氏、この人は誰です。」
「風見裕也、僕の部下です。」
「ああ、そうですか。今、虫の居所が悪いんです。早めに退散してくれると助かります。」
彼の好意も突っぱねて、歩き出そうとすると風見裕也氏に手を掴まれる。
「言い方が違いました。お願いします、助手席に乗ってください。」
部下が冷や汗かくぐらいに焦らせるって安室透氏何をやったんだ。
にしても優しく掴むね。安室透氏とは大違いだ。
「おい風見。僕のものに触れていいなんて許可した覚えはないが。」
とても低い声が風見裕也氏の肩を震わせた。それでもめげないしょげない風見裕也氏、反論を試みた。
「ですが、ふ…安室さん。彼女を逃がす訳には行きません。」
「関係ない。今すぐ離せ。」
ダメでしたね。
するりと離れた手。
「じゃあ、また」
歩き出そうとすると、温もりが背中を覆った。首には腕が巻き付き、逃がす気ゼロなのか、頭の上に顎が乗っかる。
「連れない人だ。」
「安室透氏…私今…イライラしてるって言いましたよね…」
「そんなことも忘れるほど、いい思いをさせてあげたいあげますよ。ね…貴方の好きなものを把握している僕がご飯を用意しますから」
……い、や、我慢しろっ
私にだって、料理くらい…！
「ざ、残念でしたね…！私だってそんなもの…」
「イチゴのデザート、新しいものを作ったんです」
「今から安室透氏の家に行きましょうか。」
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白亜(プロフ) - 深月さん» ありがとうございます！頑張らせていただきます (2018年12月4日 19時) (
レス) id: f49322fecc (このIDを非表示/違反報告)
深月(プロフ) - このジン好きすぎる！笑 続き楽しみにしています！ (2018年12月4日 11時) (レス) id: 8705ebf4fc (このIDを非表示/違反報告)
白亜(プロフ) - りずりさん» コメントありがとうございます！頑張りますw (2018年11月10日 15時) (レス) id: f49322fecc (このIDを非表示/違反報告)
りずり - 続きが楽しみです！頑張ってください(●･ω･●) (2018年11月10日 14時) (レス) id: f9e3d4f71f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白亜 | 作成日時：2018年10月7日 10時
