HUNTER×HUNTER短編集！作っちゃった！てへっ★ (ページ5)

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ゴン＝フリークス切（５）ページ5

魔獣の討伐の依頼を受け、討伐する際、ついてくることになった女性がいる。

たった今、その女性とゴンが喧嘩して、魔獣が集まってきたのである。

貴『大体ね、あんたみたいなガキが一緒に来るから、大変なのよ！』

ｺﾞﾝ「こっちだって！女の人がついてきちゃ、足でまといだよ！」

貴『足でまといなのはあんたよ！』

ｷﾙｱ「あーもう！」

バシッバシッ

貴･ｺﾞﾝ「何するんだよ/すんのよ！」

ｷﾙｱ「落ち着けって言ってんのが聞こえないのかよ！」

ｺﾞﾝ「ごめん…キルア…」

貴『私が片付けるわよ。』

ｺﾞﾝ「あ、危ないよ！」

貴『私の実力、見せてあげる。』

無邪気に笑う女は楽しそうに腰に提げていた刀を抜いた。

ーーーーーーー

ｷﾙｱ「すげぇ…あんた、ほんとに女かよ…」

感嘆したキルア。ゴンはただ呆然と女を見ていた。

貴『ま、こんなものよ。』

キルアの声に満足そうに微笑んでいた。ゴンをちらりと見て、ムッとした。

貴『これでわかったでしょ？私は足でまといじゃないの。』

ｺﾞﾝ「うん、ごめん。」

貴『なっ…いきなり謝らなくたって…こっちも悪かったわね。ガキとか言って。』

オーラとかでわかるわよ。

そう呟いた。

まだ特定の魔獣が発見されたところまで距離があった、その距離で三人は仲を深めあった。

そして、悲劇は訪れた。

それは突然で、必然。

貴『ゴン、キルア。君らは私を殺さなきゃいけない。』

様子がおかしい彼女を凝で見た。

と、彼女の体からは念の糸がついており、動きに合わせて、その糸も動く。

ｷﾙｱ「操られてる？」

貴『魔獣に…だから、私を殺… ｺﾞﾝ「出来ないよ！」

ｺﾞﾝ「魔獣を倒して、ツバキを助ける！」

貴『私はその魔獣を倒しに来た一人。そして、前に倒しに来たのは私の父。私の父は俺を殺せと言っていた。できなかったの。わかるでしょう？』

ｷﾙｱ「じゃあなんで街まで…」

貴『魔獣もいたから。そういうこと。』

ｺﾞﾝ「嫌だ！」

貴『じゃあ殺せるようにしてあげるよ。』

キルアなんか嫌い。

ゴンなんか嫌い。

二人とも大ッ嫌い。

心とは違う言葉を吐くことはこんなに辛いものかと、思った。

ゴンは何故か、泣きそうで、

キルアも泣きそうだった。

私の頬を伝う生ぬるい何かが床に落ちる前に目の前は真っ赤に染まった。