HUNTER×HUNTER短編集！作っちゃった！てへっ★ (ページ27)

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風俗 ※ほんのちょっと裏主人公side（２７）ページ27

貴『ねえ、私と楽しいことしない？』

「楽しませてくれるのか、お前が。」

貴『もちろんよ』

「後悔するなよ」

ーーーーー

そのまま手を引かれ、本屋へ

貴『…』

思ってたのと違う！！

どうやら、さっきの男は別のコーナーへ行ったみたいだ。

私はとりあえず犬猫の写真を見て癒されておく。

はぁ…

私みたいな女があんな風俗店で上手くいくわけがない。

客に選ばれたと思ったら本屋連れてこられるし…

オールバックだったあの人、ちょっとだけ顔が整ってたなぁ。名前はクロロですって、変だよ。

最近、上司こと若い女の子達におばさん呼ばわりされるし…そんな歳変わんねえだろ。

あとこの犬。すげえ可愛い。

「お前に似てるな」

貴『ひゃっ…耳元で喋らないでよ…！』

ｸﾛﾛ「それ、欲しい？」

貴『い、要らないわよ…こんなの…それより』

本当は喉から手が出るほど欲しい。こんなけしからん写真集、素敵すぎる。

ｸﾛﾛ「行くんだろ？」

貴『！』

私は今更気づいた。

目の前にホテルがあること、そして、この男はやっぱり変なのだ。

目の前をさっさと歩く彼がある程度離れたところで、私は思わず口に出した。

貴『なんで私なんか選ぶのよ…』

ーーーーー

ｸﾛﾛ「慣れてないだろ。」

貴『ば、ば、バカじゃないの！？あああの店にいる時点で私は汚れてるのよ！！』

ヤバイ。何がヤバいって？こいつだ。

今目の前にいる奴だ。

ほんのちょっと前だ。部屋に入るなり、急に壁ドン。そして、ディープキス。

いや、私としては、好きな男にくれてやろうと思ってたキスをいとも簡単にしてくれやがった。

前触れもなく…！！

貴『もう…！なんなのよ…』

ｸﾛﾛ「何故お前を選んだか教えてやろうか？」

この上から目線！！しかもさっきの独り言聞いてやがった！

貴『知らないわよ…』

ｸﾛﾛ「初心だから。」

私はこいつを殴るために手を振りあげたが、叶わなかった。

ｸﾛﾛ「反抗的な方が興奮するだろ。」

貴『ば、馬鹿！離して…！』

くっそ、また塞がれた。今度は首を絞めてきた。

貴『んんっ…！？』

ヤバい…キスだけで力抜けてく…

別の生き物みたいに動く舌が逃げても逃げても追いかけてきて、苦しさから頭がどんどん痺れていく。

そいつが離れる頃には

ｸﾛﾛ「わあ…」

貴『はぁ…ぅ…もう…やだ…』

ｸﾛﾛ「顔、蕩けてる。」

貴『うるせぇ…！』