自宅訪問 ページ15
中 「最悪だ…」
「まぁ、今回はミコトさんが正しいですから仕方ないですよ」
中 「お前はどっちの味方だ」
「もちろん中堂さんですけど、間違っているときは言いますよ」
中 「そうかよ…」
「…拗ねないでくださいね?」
中 「誰が拗ねるか」
中堂は口では拗ねてないと言うが、態度では拗ねているようだった。
《たまに子供っぽいよね…》
ミコトがボックスケースを取って戻って来たので、そのまま100円均一へと行き、調査に必要な道具を揃えることになった。
必要な道具をメモにまとめ、3人はバラバラになり必要な道具を揃えることにした。
中 「あー、これか…」
「コーヒーフィルター…」
ミ 「エプロンって必要ですかね?」
中 「エプロンいるか?」
「一応買っていきましょうか」
ミ 「マドラー…どこだろ…」
「あと、ポリ袋…」
中 「ポリ袋…」
カゴの中に次々と入れていった
ミ 「…これで本当にプランクトンを検出できるんですかね?」
中 「あぁ、理論上はな」
「苦労しそうですね…」
会計を済ませ、3人は中堂の自宅へと向かった
ミ 「お邪魔しまーす…」
「お邪魔します」
ミコトは家具もなにもない中堂の部屋を見て固まってしまった。
ミ 「…中堂さんってココにいつ越してきたの?」
「1年前らしいですよ。…私も初めは驚きました」
ミ 「…人が住んでる部屋に見えない」
Aはすでに何度か訪れていたため慣れてはいたが、ミコトの驚く気持ちがよくわかり、苦笑いをこぼした。
ミ 「…初めは、ってことは来たことあるの?」
「はい、何度か。ご飯を作りに来たりしてます。」
ミ 「へぇ…」
「初めは食べ物も何もなかったんですよ?私がご飯を作りに来始めてからは、家具は増えてないですけど飲み物や悪くならない食べ物は増えました。」
ミ 「…もう恋人通り越して夫婦だね」
「そ、そんな関係じゃないです!」
Aはミコトの言葉に赤くなり、ミコトはそんなAを見て楽しそうに笑っていた。中堂はそんな2人の様子を横目に買ってきたものを広げていたが、突然動きを止めて声を張り上げた。
中 「肝心なものがない!!」
その肝心なものを手に入れるため、急遽、中堂は久部に協力を求めたのだった。
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理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (9月17日 20時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
和泉(プロフ) - すっごい面白いです! できれば完成されてほしい! (2018年9月26日 17時) (レス) id: be6e874527 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - いよいよ今日でドラマ最終回!結末がどうなるのか気になりますが小説の最後(完結)も気になります。完結まで、まだまだ先かと思いますが無理のない更新で頑張って下さい! (2018年3月16日 17時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - <つづき>また「見えるのはゴミ」でミコトと久部の会話で「ミスをは久部の考えていることが理解できず…」の「ミスをは」とは?『三澄』のことでしょうか?スミマセンが確認後、訂正お願いします! (2018年3月16日 3時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - <つづき>「葛藤」では「…無理にまきこまれるひ必要はない」の『ひ』は要らないのでは?<つづく> (2018年3月16日 3時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユエ | 作成日時:2018年3月7日 0時