呼び出し ページ14
ブーッ!ブーッ!
その時、館内にアナウンスが響き渡った
神 『中堂さ−ん、UDIラボの中堂系さーん、放送を聞いたら至急オフィスに来てくださーい、至急ですよー』
中 「なんだ?」
ミ 「あっ!」
「バレたんじゃないですか?666番の件」
神 『大至急ですよー!!』
中 「なんでだ?!」
神 『いいですね?!繰り返します!中堂系!』
「あ、呼び捨てになりましたね」
中 「なんで検査番号を検査会社に教えたんだ?!しかも俺だけか?!Aは?!」
中堂は神倉の呼び出しにキレていた
ミ 「担当者がシステムに登録できないって困ってたんです、他の番号振るわけにはいかないし。Aが呼ばれないのは、普段からの信頼の厚さです」
中 「…Aはわかった。しかし、バカかっ!」
ミ 「バカはそっちです!外部の業者に出せば良かったじゃないですか!脇が甘いんですよ!」
「ミコトさんの言うとおりでしたね」
Aはミコトの言い分が正しいと思いながら、広げた資料を片づけた
中 「ソファの裏にボックスケースがあるから取ってこい!」
ミ 「ボックス?」
「そこに現地のサンプルが入っているんです、あれがないと調べようがありません。私が取りに行ってもいいんですがおそらく神倉さんに掴まってしまうので…お願いできませんか?」
ミ 「……。」
ミコトはため息をついて立ち止まった。
中 「俺が悪いんだから仕方ないだろ?!」
ミ 「…命令ですか?」
「……。」
Aはミコトが中堂にお願いする言葉を言わせようとしていることがわかり、笑いそうになっていた。
中 「…き、…きょう」
ミ 「??」
中 「…協力を、要請する」
「ふふっ」
ミ 「了解です!」
ミコトは目的を果たすことができたので満面の笑みを浮かべた
中 「Aはいいのか?!」
ミ 「Aはちゃんとお願いって言ってくれました〜、本当に良い子ですよね〜」
「ありがとうございます」
中 「っクソ!」
ミコトは相変わらず満面の笑みを浮かべたまま、オフィスにあるボックスケースを取りに行った。
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理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (9月17日 20時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
和泉(プロフ) - すっごい面白いです! できれば完成されてほしい! (2018年9月26日 17時) (レス) id: be6e874527 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - いよいよ今日でドラマ最終回!結末がどうなるのか気になりますが小説の最後(完結)も気になります。完結まで、まだまだ先かと思いますが無理のない更新で頑張って下さい! (2018年3月16日 17時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - <つづき>また「見えるのはゴミ」でミコトと久部の会話で「ミスをは久部の考えていることが理解できず…」の「ミスをは」とは?『三澄』のことでしょうか?スミマセンが確認後、訂正お願いします! (2018年3月16日 3時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - <つづき>「葛藤」では「…無理にまきこまれるひ必要はない」の『ひ』は要らないのでは?<つづく> (2018年3月16日 3時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユエ | 作成日時:2018年3月7日 0時