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八話 ページ10

選別4日目


……………………暇だ。


いきなり何言ってんだって思うかもしれないが、本当に暇なんだ。この辺りの鬼全部倒しちゃったし……番傘で。


だから凄く暇なんだ……うん。暇な筈なのに…



『なんか、嫌な予感がするな…何だっけかこの感じ………あっ』



思い出した。


この感じ、将ちゃんが死んだ時と同じだ。


身の回りの人……私が守りたいと思った人が死ぬ前の感じだ。



『死ぬ…?誰だ……最終選別関係だと、錆兎や義勇くらいだし……とにかく、二人を探してみよう』



それで、見つけたら最終日まで気配消して傍で見守ろう。そうしよう。

────────────
選別七日目


あれから、錆兎達を見つけて三日が経った。


二人には特に異常はない…強いて言うなら義勇が怪我を負ったぐらい。でも、命に関わることじゃない。


後は…錆兎が刀をこの七日間酷使し続けてるな。いくら強いものでも、七日も使い続ければガタがくる。


もしも今、強い鬼が現れたら……



『まぁ、私がいるから死なせることはないが』(ボソッ



なんて言っていた、その時



「う、うわぁぁぁ!!」



悲鳴が、聞こえた。


錆兎は義勇を、近くにいた二人に預け、義勇の言葉を聞かずに悲鳴の聞こえた方へ走る。



『私も行くか』



私は錆兎に気付かれないよう、音を立てずに後を追った。


──自分の中の意識が、少しずつ切り替わるのを感じながら。




─────────

『…これは……』


後を追って行くと、錆兎が手がいっぱいついてるでかい鬼と戦っているのを見つけた。


全てを助けては成長に繋がらないと思っていたが…



シュッ



『殺されそうだというなら、話は別だろう』



ザンッ



"僕"は持っていた番傘で、錆兎の頭に迫っていた鬼の手を斬り落とした。

ついでに錆兎は蹴り飛ばして気絶させといた。



手鬼「何だ?お前。さっきまで気配も無かったのに…どこから現れた」


『ずっと近くに居たさ。ただ単に気配を消していただけだ。それよりお前…



僕の友達を殺そうとして、生きてられると思うなよ?』



ドンッ



手鬼「……あ?」




手鬼が最期に見たものは、先端部分から煙が出ている番傘と、その番傘を持っている、とても冷たい"赤い目"をした少女だった。

ーーーーーーーーーーーー
大正コソコソ噂話

Aが使う番傘は、神楽のと同じで銃弾が出るよ!何故か番傘と同じで銃弾まで素材が変わっていて、Aはビックリしたそうですよ。

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小石(プロフ) - 深月あかざさん» コメントありがとうございます!いや、自分でも中の人ネタは出していいものか悩んだのですが、個人的に聞いていて凄く気になっていたのでw (2020年1月3日 18時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
深月あかざ(プロフ) - 杉田さんのことを出してくるとは...ww流石ですね!!w (2020年1月3日 18時) (レス) id: 1aaf81dffb (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - 皆さんあけましておめでとうございます!これからも亀更新でやっていきますが、暖かく見守っていてください!今年もよろしくお願いします! (2020年1月1日 0時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - みょんみょんさん» そうですそうです!分かる人がいたwあの話凄い面白くて好きなんですよねー! (2019年11月30日 14時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
みょんみょん - 二十七話のとこって、スタイリッシュチャーハンですよね? (2019年11月30日 11時) (レス) id: a2c93f41d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小石 | 作成日時:2019年9月21日 19時

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