夜兎族最強の子が大正時代に行った件について

六話 ページ8

継子…？



『継子って、何です？』


蓮｢継子ってーのは、鬼殺隊の最高戦力、柱の後継者だ。継子になるには、凄い実力があるか、柱からスカウトされることでなれる｣



成程。つまり私は日比谷さんの継子に…ん？



『日比谷さんって、もしかして元柱？』


蓮｢あ？言ってなかったか？俺は元豪柱だ。俺は、柱で唯一呼吸の使えない剣士だったんだぜ｣


『呼吸が使えない…？』


蓮｢細かく言うと、全集中の呼吸自体は出来てる。日輪刀の色も変わった。でも、呼吸を使った技を出す事が出来ないんだ｣



呼吸は出来るけど、技が使えない…？訳が分からん。



蓮｢だから俺は、力技だけで鬼を斬ってる。だから豪柱｣


『へぇー…で？何で私が継子だと？』


蓮｢お前は俺と同じだ。見れば分かる｣


『……？』


蓮｢あー、俺な、人の紋様が見えるんだ。紋様は、そいつの適性を表している｣



……あー、だから義勇の時、水が適性だって言ってたのか。



蓮｢で、お前の紋様は俺と同じだ。だから、多分お前は呼吸は使えても技が使えない｣


『成程…まぁ私は技がなくても強いのですが』


蓮｢だろうね｣



そうして私は、修行初日にして豪柱の継子になってしまった。


ーーーーーーーーー
半年後



蓮｢お前マジで早ぇよ。これ半年で終わらすとか…もう絶対俺より強いだろお前｣


『さぁな。でも私のこの力は、人を守る為にある。自分の為には使わないつもりだ』


蓮｢当たり前だ。お前が暴れたら地球壊れる…｣



この半年で、師範には私の事を話した。師範がそこまで驚かなかったのが驚きだ。



蓮｢いいかA。最終選別、絶対生きて帰ってこい。……まぁ心配無いだろうけどな｣


『ちょっと感動して損した。じゃあ、行ってくる』


蓮｢おぅ。いってらー｣



軽いなおい。

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