夜兎族最強の子が大正時代に行った件について

十五話 ページ17

『それでカナエ、今日私を呼んだのは何でだ？』


カ｢あー……その…ね、くだらないと思うかもしれないのだけれど……Aちゃんと仲良くなりたくて！｣


し｢(あー…)｣



……？



『えーっと…』


カ｢その、Aちゃんが柱になる前までは、女性の柱って私だけだったから……だから、Aちゃんが来た時、凄く嬉しかったの！｣


『あ、そういう事か。だがそれなら、もうその願いは叶ったんじゃないのか？』


カ｢へ？｣


『いや、もう随分仲良いと思うんだが……違うのか？』



家に来て、話をして、名前で呼び合って……友達とはそういうものだと聞いたんだが……？？？



し｢だそうよ？姉さん｣


カ｢……｣(ﾊﾟｱｧｧｧｯ



え、なんか凄いカナエの顔が輝いてる。


可愛いなおい



カ｢凄く嬉しい…ありがとうAちゃん！それじゃあ三人で、買ってきたお菓子食べましょう！｣


し｢そうですね｣



そう言って、二人は並んで居間へ戻って行く。


何だ何だ。さっきまで何か競い合ってたのに仲良しじゃないか。


あぁでも、姉妹ってのは仲がいい方がいいよな。




…………





…………妹……か

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