十話 ページ12
ーー15日後
いつものように全集中の呼吸をしたまま山を一周して帰ってくると、家の前に誰かいた。
『えっと、何か用ですか?』
声を掛けると、その人は振り返った。
……えっ、ひょっとこの面してるんだけど。何だこの人。
一徹「おぉ!お前がAか!俺は一徹。今回、Aの日輪刀を打たせてもらった者だ!」
何か煩い人だな…師範みたいだ。
『はぁ…とりあえず、中へどうぞ』
一「あぁ!」
中へ案内すると、師範が座っていて、こちらを見てから顔を輝かせた。
蓮「おぉ!一徹!まーたお前が刀打ったのか!」
一「あぁ!どうやら、豪柱の系統の刀は俺が担当になっているみたいだな!」
『何だ、師範の刀を打ったのも一徹さんなのか』
蓮「おうよ。こいつの腕は本物だぜ。信頼出来る!」
一「そんなに褒めるな!褒めても刀しか出ないぞ!」
いやそれで十分だろ
一「それにしても、何色になるか楽しみだ!蓮の刀は藍色だったな、確か!」
蓮「だな。抜いてみろ、A」
そう言われて、刀を抜いてみた。
すると、刀身が柄の方から白く変わっていった。
『……白だ』
一「ほー、これは凄いな!白は初めて見た!」
蓮「白って何の適性何だろうなー?Aは俺と同じだから藍色だと思ってたわ」
師範と適性は同じでも刀の色は違うのか…どういう事だ?
一「兎に角!これで役目は果たした!くれぐれも、刀を折ったりしないようにな!では!」
そう言って、一徹さんはさっさと帰ってしまった。
蓮「相変わらず帰るの早いな、あいつ」
─────────
その後、任務の為隊服を着てみた…が
蓮「はっ!?おまっ、その服何だよ!」
『いや…何なんだろうな』
私の隊服は、前私が着ていたチャイナ服に似ており、藍色の服だ……でも、異様に丈が短い。ジャンプすれば腹が見えるのではないだろうか…下もそうだ。膝より短い短パン状態。
『……まぁ、動きやすいからいいや』
蓮「いいのか!?……嫌だったら、言っていいんだぞ?」
『別に嫌じゃないから大丈夫』
蓮「そうか…(こいつ、危機感ねぇなぁ)」
『それじゃあ師範、私行くよ』
蓮「…おぉ。手紙書けよ!」
『あぁ、いってきます』
蓮「おぅ。……いつでも帰って来い、A」
こうして私の、鬼殺隊としての生活が始まった。
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小石(プロフ) - 深月あかざさん» コメントありがとうございます!いや、自分でも中の人ネタは出していいものか悩んだのですが、個人的に聞いていて凄く気になっていたのでw (2020年1月3日 18時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
深月あかざ(プロフ) - 杉田さんのことを出してくるとは...ww流石ですね!!w (2020年1月3日 18時) (レス) id: 1aaf81dffb (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - 皆さんあけましておめでとうございます!これからも亀更新でやっていきますが、暖かく見守っていてください!今年もよろしくお願いします! (2020年1月1日 0時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - みょんみょんさん» そうですそうです!分かる人がいたwあの話凄い面白くて好きなんですよねー! (2019年11月30日 14時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
みょんみょん - 二十七話のとこって、スタイリッシュチャーハンですよね? (2019年11月30日 11時) (レス) id: a2c93f41d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小石 | 作成日時:2019年9月21日 19時