「隣で」 ３ ページ16
一side
俺は扉に手をかけようとしたそのとき
中から声が聞こえてきた
薫「俺、Aのことが好きだ」
貴方『え、嘘…』
薫「嘘じゃない…！」
やはり薫もか…Aはどう答えるのだろう
もし二人が付き合ったら俺は笑って祝福できるだろうか…
俺は、Aが…
A…
A…！
俺は扉に手をかけ、勢いよく開けた
ガラッ
そこには顔を赤くしたAと黒い笑みを浮かべた薫がいた
俺がAの元に言った時、薫が口を開いた
――――――
薫side
やっと来たか、おっそいなぁ…
ま、いいや
これで俺は退散しますか…
薫「じゃ、俺はこれで…」
俺が扉へ足を進めると委員長が俺を呼びとめた
一「待て、薫」
薫「なんですか？」
一「薫、あんたはその、Aのことがす、好きなのか？」
薫「あー、面倒くさいからA、説明しといて」
貴方『あ、うん…』
薫「じゃ、俺は本当にこれで…」
俺はそう言って教室を出て扉の前で様子を見ることにした
―――
一side
一「あんたに伝えたいことがあって、追いかけてきた」
貴方『なに？』
一「俺はその、A、あんたのことが…その…
す、好きだ！その…もしよければだが付き合ってほしい」
貴方『え…』
一「その、返事を聞かせてはくれぬか…？」
貴方『あ、えと…私も、私も好きです
よろしくお願いします』
ギュッ
俺は思わず抱きしめてしまった
そして俺らはしばらく見つめ合い自然と唇を重ねた
―――――
薫side
ま、作戦成功かな…？
よかったよかった
薫「そろそろ帰ろうかな」
俺は帰ろうと立ち上がり風紀委員室の方を向いて
薫「よかったな、A」
そう呟いて、歩き出そうとしたとき
―――「ありがとう、薫」―――
Aの声が聞こえた気がした
俺は笑って
薫「どういたしまして」
そう呟いて、風紀委員室を離れた
―――――
一side
一「A、これからもずっと傍にいてはくれぬか？」
貴方『もちろん！ずっと一緒に居よ―ね』
(Aは薫のことをどう思ってるんだ？)
(薫は大事な人だよ！)
(だ、大事な人っ！？)
(？)
『俺とあんたはずっと一緒だった
ずっと続いていくのだと当たり前だと思っていた
俺はあんたとずっと一緒に居るために
俺は…Aの”隣で”ずっと笑っていよう
だから、あんたも俺の隣で笑っていてくれ』
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雛月のえる(プロフ) - 遅くなっても構わないので、私もリク良いですか？ (2015年4月3日 10時) (
レス) id: fc66cd23d2 (このIDを非表示/違反報告)
誠兎(プロフ) - 碆紅亞さん» 了解です！リクありがとうございます！ (2015年3月17日 16時) (レス) id: f405e9de95 (このIDを非表示/違反報告)
碆紅亞 - じゃあ、総司で。主人公は芸子で駆け落ちして屯所に連れ帰るみたいな感じがいいです!! (2015年3月12日 18時) (レス) id: 0b57a2b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
誠兎(プロフ) - 碆紅亞さん» 最近放置気味なので遅くなりますが・・・。それでも大丈夫ならお願いします！ (2015年3月8日 18時) (レス) id: f405e9de95 (このIDを非表示/違反報告)
碆紅亞 - リクいいですか? (2015年3月7日 13時) (レス) id: 0b57a2b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろく | 作成日時：2013年7月13日 18時
