▲第漆拾捌章▽ ページ38
約1ヶ月後
凰翔「桜姫〜」
懐かしい声が聞こえてきた
A「翔兄ちゃん!」
凰翔「元気にしてたか?」
A「まあね^^」
凰翔「そうか…」
翔兄ちゃんが何故か悲しそうな顔をした
A「どうしたの?」
凰翔「!…なんでもない」
そう言ってギュッと抱きしめてくる
この状態のまま口を開いた
凰翔「総司はどうしてる?」
A「…銃弾受けて、療養中」
凰翔「!」
A「近藤さんもそう…」
凰翔「………」
A「寂しかった……でも、翔兄ちゃん来てくれて安心した^^総司達が戻って来るまで居てほしいなぁ」
凰翔「クスッ…俺だって、ずっとA側にいたいよ。でもさ、なかなかそうはいかなくて…」
A「千景のこと?」
凰翔「ああ」
翔兄ちゃんが深呼吸する
凰翔「桜姫」
A「ん?」
凰翔「また、会えなくなるかもしれない…」
A「!?…どれくらい?」
凰翔「来世まで…かな…?」
A「えっ?」
抱きしめる力が強くなる
凰翔「ごめんな、ただでさえ寂しい時に…」
A「ちょっ、え?待って、どういう事?」
翔兄ちゃんは黙ったまま
A「意味わかんない…なんで?」
すると、抱きめてた腕を私の両肩に置いた
身長を合わせるように屈んで見る翔兄ちゃんの目には、うっすらと涙が浮かんでいた
凰翔「桜姫…近藤さんにちゃんと従って、総司の気持ちを受け止めてあげるんだよ?これは約束」
A「?うん」
脳裏に『死』という言葉が浮かぶ
A「翔兄ちゃんはこれからどうするの?」
凰翔「…君の両親の所に行く。って言ったら、察してくれる?」
頭の中で『死』がはっきりとした文字になった
A「なんで…?」
凰翔「鬼の中でいろいろあってね…」
前に不知火が言っていた事を思い出した
A「…私のせい?」
凰翔「!?」
A「翔兄ちゃんが私を殺さずに守ってるから?」
目を見開く
図星みたいだ…
A「なんで翔兄ちゃんが死なないといけないの?死ぬべきなのは私でしょ!?」
凰翔「いいや。桜姫、さっきした約束忘れてないよな?」
A「!」
凰翔「守ってくれるんだろ?」
A「…ずるい」
凰翔「ん。ごめん━━━」
私の肩から手をはなすと風が吹き、姿を消した
・
・
・
・
・
目を開くと、布団の上だった
頬が涙で濡れている
A「夢だよね、うん。」
そう自分に言い聞かせる
でも、やけに現実味があって、何ともいえない不安感だけが残った
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
ゲーム
ラッキーカラー
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8
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弓 桜(プロフ) - soccer♪さん» 可愛いですか??そう言って貰えると嬉しいです♪ (2016年3月6日 11時) (レス) id: 484d75b51c (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪ - 弓 桜さん» 弓 桜さんの小説の夢主さんも可愛いよ♪ (2016年3月6日 11時) (レス) id: c5bd27a12b (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - soccer♪さん» 可愛くかけているsoccerさん素晴らしい♪ (2016年3月6日 0時) (レス) id: 484d75b51c (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪ - 弓 桜さん» んだね(っ´ω`c) (2016年3月5日 18時) (レス) id: c5bd27a12b (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - soccer♪さん» 夢主さんが可愛い♪ (2016年3月5日 17時) (レス) id: 484d75b51c (このIDを非表示/違反報告)
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