【刀剣乱舞】ずおとばみとゆきと ② (ページ2)

今日:13 hit、昨日:6 hit、合計:92,660 hit

よんじゅうなな。ページ2

『内番見に行こー』

洗面を終わらせた三つ子は、大広間に行く前に内番分けを見に行くことにした。

「んん"～っ…はぁ…」

「…今日は掃除か」

『やった一緒だ!
流石に昨日の出陣部隊は非番だね』

「俺今日近侍だったら絶対逃げる」

苦い顔をしながら遠くを見る鯰尾にAは吹き出した。

「なぁに笑ってんの～?」

『べっつにー?
想像出来るなぁって』

「俺たちが大好きな雪はそんな事しないもんなー!」

というのもAは昨日の近侍で、出陣した者たちについて次の日は全員非番にするように香奈に教えていた。

「本丸の掃除は骨が折れるな」

『ゆっくりやればいいよ。
大掃除じゃないしね』

「わーん無視しないでよー‼」

骨喰の首にしがみついてきた鯰尾をスルーし、引き摺りながら大広間に向かった。

ーーーーー

「おはよう3人共。
来てくれたんだね」

『約束ですから』

大広間に入ると、燭台切が三つ子に声をかけて来た。

「朝は部屋で食べると思ったよ」

『皆で食べたほうが美味しいですよ』

「それもそうだね!」

「あ、おはよう皆!」

三つ子と燭台切が話していると、香奈が起床したらしく大広間にやってきた。

「やぁ、おはよう主」

「おはようございます、燭台切さん。
あ、鯰尾君、出陣お疲れ様」

「はい、ありがとうございます!」

「疲れてない?」

「はいっ大丈夫ですよ!」

香奈は鯰尾に話しかけると、鯰尾も返事をした。
そんなやりとりが嬉しいのか、仄かに頬を染めている。
そんな香奈を見た骨喰とAは小さくため息をついた。

「おはようさん」

「おはよー」

「ふあ～あ、はよ」

来派も香奈達の横を通り過ぎて中へ入って行った。
明石はAの横を通る際、挨拶代わりに彼女の頬をスル…と撫でていった。

『…、…ばみ?』

骨喰は何も言わず、明石が触れた箇所を上書きするように触れた。

「座ろう」

『うん。
ずお、行こ』

Aはまだ話していた鯰尾の腕を引いて自分達の席に移動する。
香奈は困惑していたが、燭台切が何とか宥めてくれたようだ。

(骨喰機嫌悪い?)
(…別に)
(⁇)